街の貧しさと田舎の豊かさ
街には欲しいものが手に入りやすく、田舎では欲しいものが手に入りにくい。
より、街に行けば行くほど、心が貧しくなる。
ヒト、モノ、コトが沢山溢れ、満たされた気持ちになりやすく、また不満にもなりやすい。
より、田舎に行けば行くほど、ヒト、モノ、コトがあまり目立たず、不満なりやすいが、意外と満たされた気持ちになりやすい。
祖母が耕していた畑を再度、開墾してみた。
鍬が土に入っていかない。
そこには根が張っていて、そう簡単には耕せない。根をはる植物も生きるのに必死だ。
100円出せば野菜が買える街。
100円さえ稼ぐ手段もなく、野菜も買えない田舎。
開墾してみると、野菜を栽培できるまでは気が遠くなるが根を一つずつ取り除き、ここから野菜を栽培できるまでの希望を持ちながら取り組む作業は生きることの大変さを思い知らされる気がする。
食べ物を粗末にしてはいけないことを思う。
当たり前ではない。
頭でわからないなら、身体で感じてみる。
頭でわかろうなんて、有り得ない。わかってなかったんだなぁとしみじみと思う。
田舎で祖母の畑を再度開墾できるわたしは凄く幸せだ。