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僕が旅する目的 #2 『素敵な図書館で素敵な本と出会う』

僕は、図書館に行くのが好きだ。
もし、どこか知らない街に行くと、図書館に立ち寄ることが多い。
図書館は、だいたいの街にある。
それに、その街についての本の種類が多い。
まず、図書館に行ってみてから街をみて周るのもいい。

それぞれの図書館にはちょっとした個性みたいなものがあって、
図書館ごとに新しい発見がある。
みたことがある本でも、いつもと違う出会い方をすると、読みたいと思ったりするのだ。
未知の新しい本に出会うというよりも、読みたいという自分の気持ちに出会う、という方が正しいかもしれない。

もうひとつ、図書館の魅力といえば、建物や雰囲気を味わうという楽しみ方がある。
図書館は自由に入れるし、本を読みながら、建物を楽しめるというのは、とても心地がいい。

今回は、滋賀県に行った時に立ち寄った4つの図書館を紹介したいと思う。

1.守山市立図書館

「守山市立図書館」は建築を楽しむことができる典型的な図書館だ。

守山市立図書館


日本を代表する建築家の一人である隈研吾氏が設計を手掛けた図書館である。
素材としての木を重視する隈研吾氏らしい温かみを感じる外観である。
なかは一つの大きな箱という感じではなく、ショッピングモールのような、歩いて回るような構造になっていて面白い。

テラスもある

本を読みながら、建築を楽しめるとても素敵な図書館だ。

2.豊郷町立図書館

次におすすめの図書館は「豊郷町立図書館」。

旧豊郷小学校校舎の一部が図書館


豊郷小学校旧校舎群にある図書館である。
校舎群は、かつて豊郷小学校として使われていた。
その後、町の施設として利用されている。その一部に図書館があるのだ。

図書室のような雰囲気

さながら、学校の図書室に来たような感じで、懐かしい感じがする。
隣には新しくできた学校の校舎があるので、子供達の声も聞こえてくる。
まさしく子供の頃のあの感じを思い出しながら本を読むことができる。

3.甲良町立図書館

豊郷町のお隣の甲良町にもまた、かつての学校を使用した「甲良町立図書館」がある。

昔の学校がそのまま図書館に

こちらも昔の学校の雰囲気を感じながら本を読むことができる。
昔の校舎が残っているだけでも素敵だな、と思うのだけれど、こうして現役の図書館として活躍しているというのが、とても素敵だと思う。


4.江北図書館

最後におすすめしたいのが「江北図書館」。

一見、図書館には見えない江北図書館

滋賀県の木之本というところにある小さな図書館だ。
120年という歴史のある私設図書館で、こじんまりとしているけれど、素敵な図書館だ。本の量は少ないけれど、滋賀県に関する本は充実していた。
あまり有名ではないためか、来館する人が少なく、穴場図書館かもしれない。
wikipediaによると、1日の来館者数は平均2〜3人だという。
静かな館内で、本を読んでいると、どこか違う世界に迷い込んだような不思議な感覚になる。

こんなふうに図書館に立ち寄るというのは、僕にとって旅の目的のひとつだ。
図書館で出会った本から、さらに行ってみたい場所ができたりもする。
不思議と、アマゾンや近所の書店では出会わなかった本と出会ったりすることがあるのだ。



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