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22歳女、初めて新宿駅の外へ行った話

新宿での約束

新宿のとある料理屋さんで初対面の人とお食事をする約束をしていた。その人がおすすめのその料理屋さんの場所が新宿と知った時はすごく迷った。
新宿って、あの新宿よね、かなり怖いわ~って思った。でも、その料理屋さんが美味しそうで、素敵なショーもあるから魅力的すぎて行ってみる決意をした。

家族・親友への相談

「初対面の人・新宿・夜」という危険そうな単語が出そろったところで、私はまず両親に相談した。「やめといた方がいい」と言われたが完全に否定はしてこなかった。
次に親友に相談した。「行くならば弟くんに迎えにきてもらった方がいい」と言われた。
私は行くことにした。

新宿の変な人①

待ち合わせ場所で待っていたら急に横に男が来て突然「僕です」って言った。私が「誰ですか?」と言うとその人はまた「僕です」と言う。そして私が「名前は何ですか?」と言ってもその人はまた「僕です」と言うだけ。これは変な人だと思ってそれ以降は無視していたら去っていった。

新宿の変な人②

変な人①が去ったかと思ったらすぐに別な変な人②が声をかけてきた!おじさんで眼鏡をかけてスーツを着ていた。会社員のような見た目。その人は私に「今暇ですか?」と言ってきて、私は「暇じゃないです」と答えた。するとおじさんは「今何してるんですか?」と言うので私は「知り合いを待っています」と答えてそれ以降は無視をしたら去っていった。

ものの数分で変な人2人と話してしまった。

後で弟に変な人①②について話したら、「僕です、僕です…って言ってくるのは良くない誘い方でよくあるやつだよ。お姉ちゃんそんなことも知らなかったの」と教わった。お姉ちゃんそんなの知らないよ!新宿には危険なイメージがあったから、新宿に行こうと思ったこともないし、ましてや一人でなんてとても行けない。
そして最後に「お姉ちゃんレベルの人に声かけるなんて相当飢えてる人だね」と弟に言われた。本当にそう、自分でもそう思う。自分の顔は好きじゃないし、メイクをしてはいたけど下手だし、何で私なんかに声かけたのか疑問。

新宿対策

今回新宿に行くにあたってしていた対策がある。それは弟のおかげでできた対策だ。弟には新宿駅周辺で待機してもらって帰りは一緒に帰るということだ。てっきりファミレスでご飯食べて待っているのかと思ったら、弟はコンビニで何かを食べてから来て、新宿駅に着いてからはゲームセンターやドンキで時間をつぶしていたそうだ。弟は19時頃に新宿駅に着いて、私の予定が終わった21時半頃までしっかり新宿にいてくれた。何時に私が終わるか分からなかったから、後でLINEを見たら弟からたくさんメッセージがきてた。「まだ?」「いつ終わるの?」「何時まで?」とかね。

弟への感謝

本当に弟には感謝している。元々、待っていて迎えに来てくれるお礼にお小遣いをあげる約束はしていたが、お姉ちゃんのために寒い日に物騒な新宿で待っていてくれるなんてやさしい弟。帰りはお腹がすいたと言って途中の乗り換えの駅で「日高屋」という料理屋さんを弟がみつけたのでごちそうした。私は弟が頼んだ豚骨ラーメンと焼き鳥丼を何口かもらったが、すごく美味しかった!あと餃子も3つ頼んで一緒に食べた。

弟の家に着いたのは23時半頃。死なないで帰ってこれたことが一番!

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