ぱーと15 戦争と暇と没入『小人物語』
ピエロ『よーし、お前らハデに散れぃ!!』
小人『そっちがその気ならこっちだって!!』 robo『ちょっとストーーーップ!!ストップ!ストップ!』
小人『な、なにrobo。ここからが見せ場なのに、、』
robo『もぅ!!戦ってどうすんのさ!!ピエロ!僕から質問だ。なぜ戦争は無くならないんだと思う??』
ピエロ『さっき言っただろ?お互いの善がぶつかってるからさ。後はビジネスだな。』
robo『それもある、けどもっと根本的な原因があるんだ。それは【暇】だからなんだよ。』
ピエロ『暇だから戦争?なにバカなこといってるんだ?』
robo『けど事実そうなんだ。究極、人間は退屈だと生きていけないんだよ。さっきピエロの話してたアダムとイブだって暇だったからヘビにそそのかされて興味本位で果実を食べた。もし何かに没頭していたらヘビの話なんてウザいだけだろ?他人の事が気になるのも暇だからだ。』
ピエロ『じゃぁ支配して忙しい世界を作ればいいのさ!!考える暇のないくらい忙しい世界と規律を!そしてちゃんと褒美もやる!』
robo『そう、それを今まで主義の形は変われど国単位でやってきたんだよ。ただ、どこの国にも限界が来てる。長くは続かない。結局一人一人が自発的に没頭できる環境を作ることが理想なんだ。』
ピエロ『そんな理想論ばっかり語ってても世の中平和にはならん!』
robo『理想を語らなきゃその理想にはいつまでたっても近づけない!!!…だからピエロに提案がある。もう少しの間、50年ぐらいだけその兵器を使うのを待って世界を見守って欲しい。その代わりといってはなんだけど僕の未来で開発された不老不死のナノマシンをあげるよ。これさえあれば君はやる気になればいつだって世界を支配できるし、君の言う神に近づけるだろ?50年ぐらい待てちゃうわけさ。』
ピエロ『んんーーー、、、、わかった!そこまで言うなら待ってやろう!早くそのナノマシンをよこせ!!』
robo『これがナノマシンだ。』
小人『不老不死とかいいなぁ。』
robo『不老不死なんていいことないよ…。還る場所が無い…。』