【詩】幸運の雲
誰かが噂して広まって
その雨はキラキラと輝いて
木々の隙間、薄い糸を垂らしていく
「狐の嫁入り」
「夏の使者」
いつか知った言葉たち
昔から天気は気まぐれなんだ
今日見た景色はいつか特別な景色になるだろうか
君もあなたも、あの人たちも
大切で大事で、きっと恩もあるよ
だけど時々、全ては抱えきれない
そんな日は、そんな時は、
そっと想うだけで許してくれたらいいなぁ
大好きな色が増えていく日曜に
見上げた空には幸運の雲
そうだ、きっと特別な日になる
愛したい人がいるこの何気ない日々が
何もなくても
愛を持って
揺るがない、いや、時々揺らいでもいい
愛を持って
愛を持ち合って
遠く確かな未来へ歩いてみよう