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【映画】2024年下半期ピックアップ5

こんにちは。株式会社myコンサルティング 代表の坂元康宏です。

2024年下半期に観た映画の中から、個人的に心に残った作品を5本ご紹介します。昨年は映画69本を映画館で鑑賞しました。

印象的な作品が多く順位を付けられなかったため、「下半期ピックアップ5」としてお届けします。

なお、この記事にはネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。


1. 『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』

フランスの伝説的な三つ星レストラン「トロワグロ」のドキュメンタリーです。なんと親子3代にわたって、55年間ミシュラン3つ星を維持しています。

140時間以上の記録映像を4時間に凝縮し、レストランの日常やスタッフの奮闘を描いています。映画の途中には<10分間の休憩>が挟まれるというユニークな体験があり、印象的でした。

特に感動したのは、三代目当主の人柄です。
フランス料理の頂点に立ちながらも、常連客との温かい交流やフレンドリーな接客が魅力的でした。

レストランのリピーターが顧客全体の7割を占めるという事実も、このお店が長年三つ星を維持してきた理由を物語っています。
日本料理のエッセンスを取り入れる姿勢もあり、日本びいきな姿勢にも親しみを感じました。

2. 『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』

2000年公開の名作『グラディエーター』の続編です。
古代ローマを舞台に、闘技場での激しい戦闘シーンや壮大なストーリーが見どころです。

特に今回はコロシアムの水上戦が斬新で、VFX技術の進化を感じました。

映画のレビューでは賛否両論があるものの、私は非常に楽しめた作品でした。外国人の評価が低く、日本人からの評価が高いようです。

20年以上前の衝撃作の続編として、現代の技術で再構築されたエンターテインメント性が高く評価できます。

3. 『侍タイムスリッパー』

幕末の「侍」が現代にタイムスリップし、時代劇の斬られ役俳優として生きる物語です。主演の山口馬木也さんが「第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」を受賞したことでも注目されました。

この作品は単館映画であり、私も事前には知りませんでした。

小規模な公開からスタートしましたが、口コミで広がり、異例のロングラン上映を実現した作品です。一般的には1~3ヵ月程度ですが、本作品は公開から半年近くたった現在でも全国の映画館で上映されています。

幕末の侍が現代にタイムスリップし、京都の時代劇撮影所にて、とまどいながらも「斬られ役」としてのポジションを確立していく物語です。

低予算ながらも練られたストーリーとコミカルな演技が魅力で、山口馬木也さんの剣術は素晴らしかったです。
この作品は2024年下半期の作品として一番話題の作品といえます。

4. 『マミー』

和歌山毒物カレー事件を題材にしたドキュメンタリーです。
この作品はテーマがセンシティブなだけに、公開する側も悩んだ作品だと思います。

実際、この映画を上映している映画館を探すのが大変なくらいです。
私は「ナゴヤキネマ・ノイ」という40~50人くらいが入れる映画館で観賞しました。観客は映画マニアやジャーナリストのような人ばかりであったことが印象的です。

作品としては、事件の状況証拠や関係者の証言を元に、冤罪の可能性を再検討する内容です。

公開には大きな勇気が必要だったと思いますが、社会の闇に迫る姿勢は映画の重要な役割を感じさせます。

5. 『サウンド・オブ・フリーダム』

児童人身売買をテーマにした実話に基づく作品です。
アメリカでの児童誘拐や虐待を描き、FBI捜査官の奮闘を追った物語です。

子どもを誘拐する手口は巧妙で、特に子を持つ親御さんは考えさせられると思います。

この作品で驚いたことは、映画の最後に主演俳優の5~6分のスピーチがあることです。
世の中には「実はこんな問題がある」ということを知らしめているのです。

また、この映画を広めるための寄付を募っており、以下のサイトから実際に寄付ができるようになっています。

この題材の問題は、アメリカでも物議を醸し、映画公開まで4~5年かかっているそうです。
このユニークな手法と深刻なテーマは、観賞後も長く心に残りました。

作品の紹介は以上です。

2024年下半期は、興行成績の良い作品が少ないといわれていますが、小粒ながらも「心に深く、長く残る作品」がありました。

今年は映画館で100本くらい観賞したいと考えていますが、人生を豊かにしてくれる映画とたくさん出会えたらと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社myコンサルティング
代表取締役 坂元 康宏


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