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発語はまだか①
先日、市役所の保健師さんから電話がありました。
実はうちの息子、一歳半になってもほとんど発語がなかったので、一歳半検診のときに相談したのです。
それで保健師さんに「2歳の誕生日を迎える頃にお電話しますから、その頃になっても状況が変わらないようであれば対応を考えましょう」と言われていたのでした。
結果的に、息子は発語が「ただ遅かっただけ」で、2歳になった今は2歳児なりに日本語を使いこなしています。
私の旧ブログに、息子の発語に関して書いた記事があったので、こちらにも載せたいと思います。
2022年4月〜5月頃の話です。
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息子は一歳の誕生日の1週間前から歩き始め、1か月くらいでハイハイを卒業しました。
その後も指差しや拍手など、さまざまな身振り手振りを習得していき、一歳三ヶ月頃にはこちらの問いかけと息子のジェスチャーで意思の疎通ができるようになりました。
しかし、言葉が出る気配がなかなかありませんでした。
児童館などで他の子を見たり、ママさんと話したりすると、言葉が早い子と歩くのが早い子に分かれる傾向があるようだったので、私は「歩くのが早かったぶん、言葉が遅いんだろうな」と思いました。
息子は指差しなどできることがたくさんあるし、あとは年配の知り合いに「息子がなかなかしゃべらない」話すと、みんな口を揃えて「男の子はしゃべるの遅いよ」と言うので、あまり心配はしていませんでした。
※「男の子は発語が遅い」というのは、今では時代錯誤な意見かもしれません。でも、私はこう言われたおかげで「だよねー、まいっかー」と深く考えずに済みました。
しかし、ここまでいろんなことができるのに、なぜしゃべらないんだろう?という疑問は常にありました。
そして一歳四か月になった頃、役所から一歳半検診の案内が届きました。
問診票を見ると「意味のある言葉を話しますか」という項目がありました。
それを見て、ここに「いいえ」にチェックをつけて提出するのかぁ…と思うと、少し複雑な気持ちになりました。
詳しいことはわかりませんが、ネットを見ていると、「一歳半検診の時点で発語があるかどうか」が順調な発達の目安の一つになるようです。
私が気にしていなくても、発語がないと要観察になったり、お医者さんなどに何か言われたりするのだろうか…
別に、すぐしゃべらなくてもいい。
でも、いつになったらしゃべるんだろうなぁ。
そう思いながら、時間だけがどんどん過ぎていきました。
ですが、一歳五ヶ月を過ぎたあたりから少しずつ変化が現れました。
息子はカレンダーを見て数字に興味を持つようになったので、数字が書いてあるおもちゃや絵本を買ってみました。
すると、5を指差して「ご!」と言うようになったのです。
その「ご!」は、今までの喃語(赤ちゃん語)とは声の出し方も発音の仕方も全く違いました。
それからは、家でも外出先でも5を見つけるとすかさず「ご!」と言うようになり、私や夫は「そんなとこにも5があるんだ…」としばしば感心させられました。
また、「ご!」と同時に、着替えでシャツから頭を出す際などに「ばぁ!」とも言うようになりました。
これで2つ、意味を伴ってはっきり発音できる言葉ができたわけですが、
これは発語に入るのだろうか…?と私は思いました。
発語というのは「まんま」とか「わんわん」のような名詞とか、「行く」「うん」など明確な意思や行動を指す言葉のことをいうのではないんだろうか?
一歳半検診の問診票には、今話せる言葉を具体的に書く欄もあるのですが、
そこに「ご(5)」と「(いないいない)ばぁ」を書いても、発語にカウントしてもらえない気がしたのです。
こんなの、遠足のときの「バナナはおやつに入るかどうか」みたいな、一見どうでもいいことかもしれません。
でも、もしお弁当の一部として持って行ったバナナをおやつにカウントされてしまったら、本人はとてもとても恥ずかしくて、悲しい気持ちになります。
私も、もし「うちの子は発語があります!」と堂々と検診に行って、保健師さんなどに「こんなの発語に入りません!」と言われたら、死にそうにはなりませんが少しやっちまった感は出ます。
だから、もし息子が検診当日になってもこの2つしか言えないようだったら、発語はまだないことにしようかな…と私は考えました。
続く