発語はまだか②
この記事は、旧ブログに2022年5月に書いたものです。
↓の続きです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
息子が一歳半になる日が、少しずつ近づいてきました。
そんな時、息子のおしゃべりをよく聞いていると
「あ〜か」
と頻繁に言っていることに気づきました。
とはいえ、何かを見たり指差したりする様子はありません。
これまでにも、「へいて!」とか「ぺちかばー」など、意味はわからないけどよく言っている言葉はいくつもあったので、「あ〜か」も赤ちゃん語の一種なんだと思ってました。
しかしある日の夜、息子は布団の中でうとうとしながら突然、口にくわえていたおしゃぶりをはずし、
「あ〜か…」と言って再びおしゃぶりを装着し、眠りにつきました。
それを見て私は、「これは彼にとって大事な言葉なのでは」と感じました。
もしかして、「あ〜か」って私のことなんだろうか…?
世の中には、お母さんのことを「かか」とか、おばあちゃんのことを「あーちゃん」などと呼ばせる家庭もあるようなので、それなのかなぁと思いました。
でも、息子には私のことは「ママ」としか教えていません。
息子に「おかあさんは?」と聞くと、テレビを指さします。
(※某幼児番組の名前の一部としか思っていないらしい)
「おかあさんって、ママのことなんだよ。」と言っても、きょとんとされるだけです。
それ以外で思い当たるのが、息子の好きな色である「赤」ですが、
赤いものを見ながら言っているわけではないし、そもそも寝落ちする寸前に言わなければいけないほど重要なものとは思えません。
ですが数日後。
息子は赤いものを指差して「あ〜か!」と言うようになりました。
「あ〜か」は、「赤」のことでした。
この頃、息子は色にも興味があり、息子が気になったものを指差して私が「赤」「青」などと答える、というのが習慣になっていたのです。
そういえば「5」と言い始めたときも、最初は全然違うものを見て「ご!」と言うことが多く、数字の5と息子の言う「ご!」がしっかりつながるまで数日かかりました。
「あ〜か」も、数日かけて言葉と意味がつながったようです。
ちなみに、はっきり赤を指差して「あ〜か」と言えるようになったこの日は、息子がちょうど一歳半になった日でした。
そして彼はその日を境に「あ〜か」がすっかり得意になり、「あか」と伸ばさずに言えることも増えてきました。
私は安心して、一歳半検診の問診票に息子が話せる言葉として「赤、5、ばぁ」と書くことができました。
今日も息子は、赤いものを見つけては「あか!あか!」と言っています。
たまに「あ〜か、ば〜か」と違う単語が入っていることがありますが(笑)
ちなみに「ば〜か」とか「ばっかー」というのは、だいぶ前から息子の赤ちゃん語に登場していました。
それを聞いて、「バカ」っていう言葉はこんな小さい赤ちゃんも発音できるほど言いやすいんだなぁと気づきました。
簡潔に相手を罵倒できる言葉、それが「バカ」。
だから「バカ」って悪口の定番中の定番なんだな、と妙に感心してしまいました。
息子もいつか、おもしろがって言う日が来るのでしょうか…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
旧ブログに書いたのはここまででした。
次回、一歳半検診での出来事や、このあと言葉がどのように増えていったかをあらためて書きます。