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“与える人には与えられる”は本当か?

「ギバー」
受け取る以上に、人に与えようとするタイプ。

多くの本には、

「人に与えよ。そうすれば、うまくいく。」

なんてことが良く書かれている。

よくよく考えると、

「与えることは、奪われること」なのではないかという疑問が浮かぶ。

“与える人と奪う人”という構図が出来上がる。

「成功」という尺度で見ると、「ギバー」はなんと最下位のほうにいるという研究結果をペンシルバニア大学アダム・グラント教授は結論付けている。

非常に残念な結果である。

しかし、さらに研究を続けた結果、もう一つの事実が判明したのです。

最も成功しているトップのほうにいるのもまた「ギバー」だったのです。

目立った業績を上げているエンジニア、最優秀の成績を取っている学生、利益の大半をもたらしている営業担当者はいずれも「ギバー」であったのです。

トップと最下位に位置する「ギバー」。
その中間に位置しているのは、損得感情のバランスを保ちながら動く人間である。

「嫌なヤツはうまくやる。」とも言われています。平均すると嫌なヤツはうまくやる。しかし、頂点のほうに位置するのは「ギバー」なのです。

職場で力がない「いい人」はストレスによる心臓発作のリスクが高まるという調査結果も出ている一方で、親切な人は長生きするという結果をスタンフォード大学のルイス・ターマン教授が得ている。

つまり、他人に与える人のほうが長生きするということです。

そして、幸福度の問題ですが、嫌なヤツが出世したり、裕福になることはデータで示されているのですが、彼らは必ずしも人生を楽しんでいないという。逆に、道徳的な人々は幸福度が高いことが調査で裏付けられています。

私も「与える人間になろう」と努力するのですが、いざ行動に移そうと思うと思ったようにはいかないものです。それでも、「今だけ人のために」「今日だけ人のために」と限定すれば、なんとか一歩踏み出すことができます。その小さな一歩を少しずつ続けていけば、それが習慣となり、今よりはるかに「与える側の人」になっているでしょう。「成功」という尺度に加えて、「与える人のほうがカッコいい」と思っていますので、そうなれるよう日々精進していくのみでございます。

皆さんは、いかがでしょうか!?

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今日からの素敵な連休をお過ごしください。

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