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#250(Re) 大人は思考ツールを使っているのか?自分で検証してみる
2024.12.4.
過去記事掘り起こしを順番に(ときにタイムリーなものを引っ張り出して挟み込みつつ)している。今…そこに約2年の開きができていて、2年前の自分の考え方を読んで、「こんなことを考えていたのか!」「こういうところは変わらないな!」と気付かされるのが面白い。
今回は、思考ツールを大人は使っているのかという検証記事↓
大人になって何かを考えるとき、話し合うとき、「この型を使って考えなさい」なんて言われない。ただ物事について『考える力』ではなく、『考え方を考える力』のような一つ上のフェーズの力をつけるために、思考ツールを知って使い慣れておく経験の大切さを感じる…。
◆◇◆◇◆◇
2023.1.5.
新職場へ初出勤!!!
つーかーれーたー!!!!!
いや…新職場と言っていいのか…?またの機会にそのことについても書こう。
家で棚を整理していたら、こんなものが出てきた。
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6年生を担任していたときに、ラミネートして子供たち一人一人に配っていたものだ。
この年は同じ学年に総合が専門の先生がいて、いろんなノウハウを教えてもらった…いや、横目で見たりちょっとエッセンスをいただいたり程度だったので、もっとちゃんと教えてもらうべきだったなと思う。
※めちゃくちゃ余談だが「専門は生活総合です」という方から漂う優秀臭っていったいなんなんだろうか。私だけ?香ってるの。
この年、板書などで意識的に思考ツールを使いつつ、こういう時に便利だよねーと子供たちに紹介していって、あわよくば2枚目のカードも出したいと思っていたのだが…。そこまではできなかったし、子供たちも「あ、あれ使えばいいんじゃない?」とは言っていたが、自分たちで使いこなすというところまでは全く至らなかった。反省。
そしてふと思ったのだ。
私自身は、日常的に思考ツールを使ってるかな?と。
子供に紹介してはいるが自分は使いこなしているのかと。
…というわけで、
ここ数年使っていた自分のノートや板書には思考ツールが使われているのか、探してみることにした!!!
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★マトリックス(表)…整理する・比べる
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比較的使用頻度は多い気がする。項目が多めだと表はまとめやすい。
★ステップチャート…順序づける
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授業の進め方を考えるとき、矢印などがないにしてもたいていはステップチャート形式である。だって、進め方だもんね。番号をふって書いていることが多い。
★ベン図…共通点と相違点を整理する
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あんまり使わないかも…。たまたま見つけたこの板書。算数の集合みたいな問題ではよく使うけれども。
★座標軸…2つの視点から考えを整理する
記録に残っているものはなかったが、これもちょこちょこ使うな!
昨年度は研究の実態調査もこれに近かったかも…?
★イメージマップ…考えを広げる
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これは色分けもしてある…。イメージマップと言っていいのか?
多分ピンクが課題となる実態で、青が良いところの実態で、緑は授業のアイデア?
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これは完全にイメージマップ。やっぱり広げるツールだから、考える初期段階で使っていることが多い。使いどころ、合ってるぞ!
★ピラミッドチャート…考えを整理する
全然使っていない。
★XYWチャート…考えを広げる・具体的にする
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板書には時々使ったけれど、自分の普段使いは全くしていない気がする。
★プラマイチャート…いろいろな見方をする
全然使っていない。
★くらげチャート…理由づける
全然使っていない。
分かったこと
自分のノートやらを見ていると、「囲み」「矢印」「イラスト」「番号」「吹き出し」などを使ってまとめていることが多いことが分かった。
名前がついているような「プラマイチャート」や「くらげチャート」などは見当たらない。多分同じような作業や考え方をしているのだが、囲みと矢印で済ませていると思われる。
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それはそれでいいのだけれど、もう少し技として思考ツールを持っていると、まとめ方の幅が広がるような気がする。とにかくとにかく、字だけだと自分で考えているときもスッキリしないし、人の考えを読んでいるときも頭に入ってこない、というのは実感としてある。
何を使うかは本人に任せるとしても、子供たちに紹介して引き出しを増やしてあげることは大事だろうな、と思ったのだった。
以上、検証終わり〜!