見出し画像

#152 運動会で表現の主担当になったら

2022.9.25.
春に続いて、またもや運動会シーズンが到来。
以前も書いた話だが、私はいつもそのシーズンをTwitterで感じとる。

「7:30集合だからその時間に行ったら、早く来た人が全部準備済ませていた問題」が話題になるからだ。

私は常に早く行く人だし何とも思っていなかったが、とある年の前日打ち合わせで教頭が「明日は7:30集合なので、みんなでやる仕事をそれより早く始めるのはやめましょう。そして私たちも楽しみましょう。」とコメントしていた時は、心の中でスタンディングオベーションが巻き起こった。そうよ、それが正解よ!心配な人は早く来て自分の仕事をやればいいのよ!

脳内スタンディングオベーション


このツイートが上がってくるということは、もう運動会本番の時期ということなので…この記事の内容、本当に時期を逃してしまっているとは思うが、今日は「私の思う、表現の主担当になったら気をつけたほうがよいポイント」について。


①想いをもって演技構成を考える

ただ振り付け通りにダンスを踊る…だけではなくて、何かしら想いがあるとよいと思う。自信をもってできるようにということであればしっかりと準備ができるスケジュールにするとか、主体性を大事にしたいということであれば自由演技を取り入れるとか互いに教え合う練習方法にするとか…

最初にちょっとした「想い」を考えておいて、出来上がった演技やその練習過程がその想いからずれていないか振り返ることをおすすめする。

これが残ってるのすごい


②まずは自分が踊れるように練習する

これは人によって得意不得意があると思うので、一番得意な人がアイコンになればよいと思うけれど、鏡向きで大きく動けるようになっておくと指導する時に分かりやすい。

炊飯器が家らしさ全開

振りを覚えたら動画に撮って、思ったような動きになっているか確認していた。かっこいい動きだと、みんなマネしたくなる…はず。


③動きに合わせて歌を入れる

その動きやタイミングに合わせて、連想しやすい歌をつける。これ、非常に大事。指導の時にはそれをずっと歌いながらやっていると、そのうち子供も同じことを歌い出す。歌の力って本当にすごい。
(子供たち、CMソングとかもすぐ覚えるし!)

「前の人〜♪ 後ろの人〜♪」
「力持ち〜の、ブルドーザー♪」
「1・2・3で、くるりんぱ♪」
「ヘリコプターで、グー、どうぞ♪」

ちなみに、歌のどこが何分何秒のところなのかをメモしておくと、音出しに手間取らなくて済む↓

これが残っているのもすごい


④スケジュールを立てて学年で共有する

初めて主担当になった時、これができていなくて本当に周りに迷惑をかけたので…。計画的な指導、自分の苦手分野。でも、非常に重要。
若手の人は早めに計画を立てて主任に相談すべし。「こんな感じで進めようと思ってるんですが、大丈夫ですかね?」その計画が杜撰でもいい!そうしたら主任が直してくれるから!出すことが大事!

間に合わなくなりそうになって1週間前に苦肉の策で出したと思われるお手紙↓
これ、高学年じゃなかったら絶対通用しない。。。

子供向けにこんな掲示作った年もあった↓
基本3年生は見ていないけど。一部の見通しもてる系の子がこれを見て動けるので、強力な味方となる。



⑤最後の激励はアゲアゲで!

指導していて一番難しさを感じるのは、子供たちのやる気の山場を本番にもっていけるようにすること…。これ、いまだにどうすればいいのかよく分からない。基本的に子供たちはやる気があるけれど、練習を重ねていくとどこかで必ず中だるみのような時期が来る。励ますのか、喝を入れるのか、ゆるりとかわすのか。難しい問題だ。

それでも、最後はやっぱりこれまでの頑張りを労い、本番に向けて気持ちの上がる激励ができるように、伝わる言葉を考えておく。

ダイナミック琉球だった年

そういえば、ある年はまず学級経営に苦戦していて、子供たちの話を聞く態度とかも酷くて、練習を見に来ていた先生に「こんな状態で大丈夫ですか…?」って言われたことがある。ダメです…すみません…という感じだった。




表現担当として一番印象に残っているのは…
6年担任で、本番、演技の最後、全員でフラッグを振る瞬間を朝礼台の上という最高の場所から見させてもらったこと。
仕事をしていてこんな感動をもらえるなんて、なんて先生って素晴らしい仕事なんだろうと思った。


ということで、運動会本番が、子供たちの練習の成果を存分に発揮できる場になりますように!

(お家の人が撮影に困るので、隊形移動であまりいろんな場所に飛ばさないように気を付けて!)



#教員エッセイ
#運動会
#表現の指導

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集