#068 夏の朝の先生⑤
2022.6.29.
私は冬が好きだ。
起きたときは真っ暗で、支度や出勤中に空が明るくなり始める。「世界が起きてきた」という感覚。
逆に夏は…起きたらもう日が出ていて…「世界に先を越された」みたいな出出鼻挫かれる感。
暑さにメイクも崩れるし服も汗まみれだし。
夏の仕事なんてみんな本当によくやっているよ!
そんな夏の朝の先生シリーズ、続き↓
プール確定であればもはや水着を下に着て教室準備をしている。子供もすぐに気付くので「あー、先生もう水着だ!」と言われたり。
来た子の分から宿題チェック。ここでいかに頑張れるかが後々を左右するのだが、みんなめちゃくちゃ話しかけてくる。笑。
「先生、昨日野球でスリーベース打ったんだよ!」
「へぇ〜!すごいね!」
「先生、チーズ好き?この間行ったチーズのお店が美味しかったから、先生好きなんじゃないかと思ってお店のカード持ってきた!」
「チーズ大好きだよ!ありがとう〜」
「先生、○○ちゃんが水筒の中身こぼした!」
「あら、大変。どうしたらいいと思う?」
「拭く。」
「だよね!水筒壊れてたり困ってることあったらまた教えて。」
「先生、宿題忘れましたー」
「えーーー。いつやるの?」
「中休み。」
「というか今まだ時間あるからやろうよ。」
みたいな会話がどんどん繰り広げられる。同時に。申し訳ないことにこの時の私の頭の中は、6割宿題チェック・3割子供との会話・1割教室の様子を見る、くらいの割合で割かれていて、時に生返事すぎて子供に聞いてた?と怒られる。笑
そして気付くのである。
教室に入らずに池に捕まっている子がいることに。
私はこの状態のことを「池ホイホイ」と呼んでいた。笑。
個人的には中学年男子あるあるだと思っている。流石に高学年になってくるとチャイム鳴っても池にへばりついている子見なくなるような…。
ちなみに、類似のものとして「草ホイホイ」や「土ホイホイ」とかもある。草でも土でも捕まえられちゃう!
帰り道の子供たちとか見ていても本当に面白い。
面白いくらいにいろいろなものを発見して、まっすぐ歩かない…。
とりあえず、チャイムまでには教室入ってきてくれ〜。
次回でこのシリーズは終わりかな?