#447 ボローニャ国際絵本原画展
2023.10.9.
3連休が終わってしまう!悲しい!
通常運転が始まる前に、先日行ってきたボローニャ国際絵本原画展@西宮市大谷記念美術館の話を書いておこうと思う。
残念なことに展示内容は一切写真撮影ができないため、うまく様子を伝えられるか心配だが…やっぱり展覧会は実際に観に行くのが一番だと思うので、これをきっかけに来年(または、この後の金沢)ちょっと覗いてみようかなと思う方がいれば幸いである。
★私とボローニャ国際絵本原画展
甲子園風に言えば3年連続3回目。毎年夏に板橋区立美術館で開催されているようだ。
初回は幼なじみのSAOちゃんと訪れた。
絵本の原画なので、とにかく作品は可愛いものが多い!展示自体のボリュームもかなりあり、見応えがある展覧会というイメージだった。
そして、作品が可愛いということは、すなわちグッズも可愛いということ!ミュージアムショップでも目移りしてしまう。セレクトされて置かれている絵本もまた魅力的なものがたくさんあるのだった。ゲナポッポとの出会いもここである。
2回目となる去年は、会期終了間際に1人で駆け込んだ。展示とともに、近くにあった美味しいカレー屋さんも忘れられない。
これまた素晴らしい作品たちに心が躍った。
★2023の様子
今回は板橋に乗り遅れてしまったために、関西の西宮市大谷記念美術館へ。
でも不思議なことに、東京も関西も、へんぴな最寄駅(失礼な)と美術館までの道のりの雰囲気が似ていたのである。基本周りは住宅街で、近くには高速道路が走っていたりする。
同じような雰囲気の美術館を開催場所に選んでいるんだろうか。
駅から美術館に向かう途中で、保育園児の集団と遭遇する。公園にお出かけかなあ…可愛いなあ…などと思っていたら、なんと美術館に見学に来ていた!(静かに回っていて、偉かった。)
ということで、園児たちに続くような形で美術館に到着。可愛いチケットをゲット!
正面の幕の前で園児たちは集合写真を撮っていた。
中にあったフォトスポットも可愛い!
さて、肝心の展示については最初にも書いたように、撮影することができない。
それぞれの絵本の中から数点の原画が展示されているのだが、その横には「著者名」「国名」「使っている画材や技法」などが示されている。
中国か…言われてみれば色遣いがなんとなく中国っぽい気がする。こちらはコロンビアか。コロンビアにイメージがそんなにないなあ。お、エストニア!知ってる国が出てくるとちょっと親近感が湧く。
などと、国名を見ながらいろいろと考える。でも、この国だからどうなどの作品への違いってそんなにないように思えた。
そして、私が注目するのは画材や技法だ。ガッシュ、アクリル、水彩、銅版画、デジタルメディア、コラージュ、混合技法。中には、写真の上から刺繍を施したものまであった。「うわー!こんな素敵な絵、どうやって描いているんだろう?」と思って説明を見るのだが、やっぱり文字だけではよく分からなかった。制作途中の様子とかも残してくれたらいいのに…。「過程もコンテンツ」だよね。
★印象深かった作品
私が見たい見たいと思っていた制作プロセスを映像で紹介してくれていたこの作品。昨年度の受賞者のものらしい。
物語のストーリーを考えるにも、一つ一つの絵を完成するのにも、膨大な時間が費やされているように感じられた。
しかもこのお話、どう考えても大人向け!忙しく働きすぎて何かを見失っている大人たちに向けてのメッセージが真ん中に据えられていた。
絵本って、ひとつの表現の手段であって、子供たちだけのものでは全然ないよね。
★ミュージアムショップにて
何かいい絵本との出会いがあれば書いたいな…と思って見ていた中で気になったのはこちらの本↓
「パライパンマンマ」
ゆるいキャラクターたちによるゆるい戦い?の話である。途中の「イタナイ」で爆笑してしまった。
あまりに荷物が重すぎて買えなかったー。けれど、Amazonでも買えるな!タイミングが合えば買うか。
あとは、軽さ重視でポストカードと木製マグネットを。芸術の秋なことだし、部屋の壁をいろんな作品で(自分と姪たちの作品も含めて)埋め尽くすというのも面白いかもしれない!
ということで、今年は神戸まで遠征しての参戦だったが、やっぱり行く価値あり!の絵本原画展であった。
家から遠いと「せっかく来たんだし!」と、知らない人に写真を頼む力がアップすることが分かった私であった。