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#675 映画みたいなセリフを言った朝〜小学校どたばた日記〜

2024.11.23.
「小学校サポーターどたばた日記」なるものを、こんなシリーズどないやろな感じでとりあえず書いてみる。

勤務時間に起きたことを、個人情報を取り除いてそのまま書くだけである。本当に日々どたばたしているので、その中から覚えているものを残しておこう。



これは、昨日の朝の話。

この日の朝の活動は「朝読書」。1年生たち、どのクラスも朝の支度を終わらせてほとんどの子が本を読んでいる…はずの時間なのに!なぜか1つのクラスだけほとんどの机の上にまだランドセルが置かれている上に、ある席の周りに人だかりができていた。

ヴィン ヴィン ヴィン ヴィン

わあ、誰かの防犯ブザーが鳴ってしまっている。まあ、よくあることだ。朝の支度や帰りの支度でランドセルを持ち運ぶときに、ストッパーが抜けてしまうことがあるからだ。

ヴィン ヴィン ヴィン ヴィン

結構長く鳴っているので、そこに担任の先生も近付いていくのが見える。とりあえず大人が入ったから一安心。さて、私はその間に支度の終わっていない子たちに声をかけるか…

ヴィン ヴィン ヴィン ヴィン

なかなか鳴り止まない。どうやら、抜けてしまったストッパーが見つからないようだ。担任の先生はストッパーが見当たらないと分かると、何か代わりに差し込めるものはないかと辺りを見回した。

ヴィン ヴィン ヴィン ヴィン

関係ない子は自分の支度しよう…と声をかけるも、あまりにブザーの音がうるさいので指示がよく聞こえないし、みんななんとかブザーを止めようと集まってしまうので収拾がつかない。

これは…私が預かってどこか遠くに持っていかないとみんなは支度に取りかかれないか…

と、判断。

ということで結果、こうなった↓


ノートの隅に描いたメモ

「みんな!私はいいから、朝の支度を!」
と言って、両手でできるだけ音が出ないように防犯ブザーを包みながら、教室を後にしたのだった。

どう見てもあれは、爆弾処理班か、己を犠牲にしてみんなを爆弾から守る人だった。笑


その後、爆弾を抱えた私は事務室に駆け込み、工具を穴に差し込んで多少音が出るのを抑えながら、プラスドライバーでブザーを分解し、乾電池1本を抜くのに成功。

本体と乾電池をミニジップ袋に入れ、持ち主の子に
「手術は成功しました。」
と、今度は難しい外科手術を終えた医者のように伝え、その場を去った。

結局その日の中休みに道具箱の中からストッパーが見つかり、2度目の手術で乾電池を本体に戻して、一件落着となったのだった。



爆弾処理班にも、医者にもなれちゃうという、本日のどたばたサポーター話でした♪



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