のぞむこと
娘はたくましい系の女の子だと思う。
体を動かすことが得意で、コケても泣かずに立ち上がる。
1歳半のマイブームは高いところに登ること。
走ったり、ジャンプしたり、踊ったり、毎日楽しそうにしている。
親の目から見ても「もうそんなことできるの?!」と驚くくらいなので、祖父母になると「この子はすごい」「これはスポーツ選手になる」と、期待がどんどんふくらんでいく。
周りからそう言われると、「なるほど、スポーツ選手か……」なんて、つられて期待が高まってしまう。
けど、その期待の先に何があるのかなと、冷静に考えてみる。
たとえばそれだけがこの子の長所だと思って育てたら、この子がスポーツの道を選ばなかったとき、どうなるだろう。
他のことは期待されていないと、挑戦しなくなったり、自信がなくなったりしないかな。
親として、この子に望むことってなんだろう。
そりゃすごい人になったら、うれしいよ。
うれしいけど、そのせいで娘が生きづらくなってしまうくらいなら、やめてもいい。
勉強が嫌いなら、そこそこやればいい。
好きなスポーツが見つからなければ、やらなくてもいい。
それよりも毎日楽しくのびのびと生きてほしいなぁ。
やりたいことが見つからなければしなくていいし、見つかったら気がすむまですればいい。
世間の普通とか気にせずに、娘なりのしあわせを見つけて、そのために一生懸命になってほしい。
これから難しい年代を迎えるので、きれいごとばかりも言ってられないだろうけど。
だからこそ、まだなんにもわかんない段階で、望むことを考えてみました。
夫の意見も聞いて、娘にどう伝えられるか、考えなきゃいけないな。