外構屋さんにシステムを入れるのは難しい その2


先日投稿した「外構やさんにシステムを入れるのは難しい」の続きです。

この記事で、難しい理由として、

業務の流れを整理して、曖昧に(なあなあに)していた部分もキチンとルールを決めて、誰にでも分かる流れにしないといけない。
でも、ひとつの現場にいろんな協力業者に入ってもらい、かつ、工期がかなり限られている外構業者としては、なかなか全てをきっちりルール化するのは難しいのです。

を上げました。
kintoneはある程度自由に作ることができるため、いろんな例外やイレギュラーな事項も対応できるよう、構築することができたのですが・・・

データを活用してもらうことの難しさ

入力すること自体は当たり前になったのですが、次の難題は集積したデータを使いこなすこと。
よく使う売り上げの集計などは、予め、こちらで表を作っておいて見ることができるようにしてあるのですが、例えば、

  • 個人の売り上げ集計
    部署ごとの売り上げ集計は作ってあるから見られるけど、個人の売り上げ集計をどうやって見たらいいのか分からない・・・
    (いや、絞り込みの条件を変えたらいいだけやん・・・←私の心の声)

  • 自分の受注状況
    どうやったら一覧で見れるのか分からない・・・
    (いや、担当者名と商談状況で絞り込めばいいだけやん・・・←私の心の声)

といった具合で、なかなか上手に活用してもらえないのです。
私は作った人間だから分かるのは当たり前だし、しょうがないと言えばしょうがないのですが・・・

子育てと意外と通じるところが多い

最初は、聞かれるたびに
「こうしたらいいですよ」
ってやってあげていたんですが、前に教えたことを覚えていてもらえず、一向に状況がよくならない・・・

これではいけないなあと思い、今は、単にやり方を教えるのではなく、
「(うちの会社の場合は、顧客管理と案件管理を分けて管理して、紐づけて運用しているので)案件の状況が知りたいんだから、見るのは顧客じゃなくて、案件管理の方ですよね」
「この場合は、こういう考え方で整理すれば分かりやすいから、どの項目で絞り込めばいいと思いますか?」
と一緒に考えながら、教えるようにしています。

最近は、何でもかんでも
「これ、どうしたらいいんですかー?」
って聞いてくるのではなく、とりあえずは自分でやってみて
「ここまではできたんだけど、この先が分からない」
といった風に、前向きな姿勢で質問してもらえることが増えてきたような気がして、ちょっと嬉しい!

社内で私と似たような立場の人って結構いらっしゃると思うのですが、子育てと同じだと思えば乗り越えられるんじゃないかと思う今日この頃です。
(こんな大きな子どもは私にはいないけど・・・)

まだまだこれから

来年度の目標は「kintoneマインド」を社内に少しずつ浸透させること!
今は、ぐちゃぐちゃになりそうで恐ろしく、アプリを作ったり、設定したりといったことは、私にしかできないようにしてあるのですが、少しずつ解禁して、kintoneの楽しさみたいなのが分かってもらえると、業務も「やれと言われたからやる」受け身な姿勢から脱皮して、円滑に進むようになるんじゃないかなと思っています。

こちらの資料が参考になりそうです。


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