
【第二新卒】営業から事務職へ 転職から9か月のまとめ
4月に転職して9か月が経った
新卒三年目の春、まったくの未経験業界・職種に第二新卒として転職しました。(経緯はこちら)
まだ体調が不安定になることもありますが、なんとか2024年を勤め切りました。実を言うと入社してすぐ、実務を担当していた上司が諸事情でいなくなってしまい、かなり苦労をした9か月間ではあったのですが、周りの方に支えていただき何とかやってこれました。
環境が大きく変わった1年だったので、感じたことを整理しておきたいなと思い、久しぶりにnoteを書いてみようと思います。
転職活動の概要と環境の変化
今回の転職活動について
今回の転職活動の軸は「営業からキャリアチェンジして無理せず長く勤められる仕事をする」ことでした。
具体的には以下4点を重視していました。
①バックオフィス(経理や人事・総務など)か営業事務の仕事
➁シフト制ではなく時間固定・土日祝休みの仕事
③今のアパートでひとり暮らしが維持できる収入
④安定した事業基盤を持っている、中堅どころの会社(大規模すぎるところは避ける)
転職エージェントは使わず、転職サイトから自分で応募をし、選考を進めました。最終的には21社応募をし、3社内定を頂き、今の会社に決めた形です。
環境がどう変わったか
■会社規模:大手→ニッチ業界の中小企業
■業界:人材→製造系
■職種:法人営業→総務(経理・採用・労務・営業事務など何でも屋さん)
2年弱前職で社会人をやってきた常識とは全く違う環境に身を置くことになったため、最初は戸惑いも多かったのですが、冒頭で書いた上司がいなくなってしまった件以外は概ね入社前の想定の範囲内であったため、自分の選択に納得はしています。
営業→事務職 メリットとデメリット
やはり営業から事務職へ職種を変えたことが自分の中で一番大きな変化だったと思います。精神的に楽になった部分もありますが、逆に事務職ならではの難しさを感じる場面も多くなりました。
事務職に変えて楽になったこと【メリット】
・業務に正解と終わりがある
営業時代は正解のない中ひたすらアポや提案などの量をこなし、その上で毎月毎月予算を追っていくことにプレッシャーを感じていました。
事務職に変えてからは、基本的に経理や労務(給与計算や入社手続きなど)の業務には正解がありますし、毎月やることもある程度決まっているため「ここまで終わっていればOK」という基準が見えやすくなりました。
・お客さんとのコミュニケーションで苦労することが減った
電話対応は事務の仕事のため、お客さんと話さないわけでは全くないのですが、何かトラブルがあったときに営業さんを頼れるのは大きな利点です。
前職ではよほど深刻な事態でない限り、新卒1年目からでもトラブル対応をしていましたし、顧客と変に話がこじれてしまった際も上司が対応を替わってくれることはほぼありませんでした(相談には丁寧に乗っていただきましたが、上司が話した方が早いのでは?という場面でも、最後まで自分で対応することが求められました。新人教育の一環だとは思いますが…)。
対顧客のコミュニケーションにおいて「自分で何とかしないと誰も何とかしてくれない」という苦しさから解放されたのは良かったです。
※これは業界柄、長くお付き合いをしてきて関係構築ができているお客様が多いという背景も多分に関係していると思います。
・自分で業務をコントロールできる範囲が広がった
前職は「中途採用」の領域で法人営業をしていたため、業務の進み具合が他者(採用したい企業・選考を受けてくれる応募者・その他社内関係者)の意思決定に左右されることが非常に多かったです。そこが面白みであり、やりがいではあったのですが…
一方事務職では、基本的に自分が手を動かせばある程度着実に仕事が片付いていくため、先の見通しが立てやすくなったことは良かったです。私はイレギュラーにあまり強いタイプではないので、コツコツ積み上げていく仕事の方が精神的に楽なのかもしれません。
事務職としての難しさ【デメリット】
・モチベーションの維持
ここが一番大きな課題だと思っています。今の仕事は嫌いではないし、営業よりも自分に向いているとも思えるのですが、営業時代のような「仕事頑張ってきてよかったな~」と感じられるような場面が少ない、というのが正直なところです。
営業時代は結果を出せばお客さんが喜んでくれ、感謝の言葉を頂く場面もありました。その一つ一つを大切に握りしめて、仕事で苦しくなった時や迷いが生じたとき、思い返して自分を奮い立たせていました。
事務職はどうしても「できていて当たり前」の仕事であり、慣れてくると淡々と業務をこなすことが多くなってきます。
営業成績のような、「目に見える成果」も少ないので、毎月目標を立て、試行錯誤をし、月末に振り返りをするというサイクルを回していた前職時代と比べると、前進している感覚が少なく、不安になったり焦ったりすることもあります。
・社内の人間関係を円滑に回していくために
私が中小規模の会社に勤めているため、余計に強く感じるのだと思いますが、事務職の場合はアポなどで外出することもないため、社内の人間関係が円滑かどうかが、仕事を快適にできるかどうかを大きく左右します。
正直これはガチャなので、避けられない事態なのですが…入社してから「合わないな」となるとかなり息が苦しいです。
前職の営業時代はある程度個人プレーだったこともあり、社内の人間関係に悩むことがほぼなかったのですが、事務職(特に採用業務)となると一人では進められず、社内調整が必要なことも多くあります。
なので結局、営業時代にお客さんに対してやっていた「どう伝えればわかってくれるか、動いてくれるか」という思考を社内の人に対して使っているのかもしれません。相手のタイプに合わせて質問をしたり頼みごとをしたり、その中で上手く意思疎通ができるよう模索しているところです。
まとめ
転職してよかった、と言えるように頑張るしかない
2024年は自分の人生において大きな挫折を経験し、そこから何とか這い上がった1年だったと思います。周りの環境は自分でコントロールできることばかりではないので、選んだことを正解にするために、置かれた場所で楽しくやるために、目の前のこと1つ1つに向き合うしかないな~と思います。
2025年はもう少し余裕のある1年になるといいな。