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息子の友達のこと。不登校からの再登校を期待してしまったけれど…

息子のクラスメイトで同じ部活の友達が2人、1学期から不登校になった。
一人は男の子。4月から行き渋りが始まって、GW明けからは、数回学校に来た程度。でも、部活にも月に1回くらいは出て、相当頑張っているんだろうな…と思っていた。
夏休みの少し前くらいから、仲のいい子たち4、5人のグループLINEに入り、普通に楽しく交流していると息子に聞いた。結局、来ることはできなかったけれど、遊びに行く計画にも“行けたら行く”なんて返事が来て、調子が良くなっているのかもしれない…と、息子に話を聞きながら密かに喜んでいた。
でも、喜んだのも束の間、2学期が始まる2週間くらい前から、グループLINEに、“最近、調子が良くない”と届くようになった。それでも、彼にとって、“弱音が吐ける場所がある”ということは、プラスなんじゃないかな…と息子と話し、陰ながら応援していた。
ところが、夏休みが始まる数日前、彼は何も言わずにグループLINEから抜けてしまった。心配して直接送ったラインも既読スルーらしい。2学期が始まったけれど、学校には来られていない。

もう一人は女の子。私のママ友の娘さん。期末テストの前後から行き渋りが始まって、その後は、五月雨登校になるより、いっそ休ませた方がいいんじゃないか?という親御さんの判断もあり、1学期の最後はお休み。でも、家では普通で、お出掛けもするし、勉強も家事も!してくれたり、元気に過ごせていると聞いて、安心していた。これは、2学期は普通に来られるんじゃない??なんて期待したりしていた。前日には、学校に行く準備をしていたらしい。でも、やっぱり学校には行けなかった。それ以外は、何ら変わりはないという。

どうして行けないんだろう?と思うけれど、どうしたって行けないんだろう。きっと二人とも、行きたい気持ちがあるのだと思う。怖かっただろうな。“行けない自分”が情けなくて絶望しているかもしれないな。
そんな必要ないのにね…と思う気持ちの反面、頭の中で自分の子に置き換えるだけで、混乱する自分がはっきり浮かんでしまう。大人がそんなんだから、子どもが自分を責めてしまうんだろうな。変わらなくてはいけないのは、子どもではなく大人や社会の方だよな…と、そんなことをぐるぐる考える今日この頃。


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ナハエリコ
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