セルフコミュニケーションで健康管理
今日は「ゆるり巡る気功体操」をゆめテラス祗園のまちの保健室で行ってきました。
説明しながら気功体操をするのって初めてだったので少し緊張しました。タイトルにゆるりと付いていますが、意外に汗をかきます。
途中で水分補給しながらゆっくりと行いました。
参加された方から「整体に行かなくてもよさそう」とお声を頂いて嬉しかったです。
今日のタイトル「セルフコミュニケーションで健康管理」??と疑問に感じられる方も多いかもしれません。気功体操の後におてあての時間を設け、しっかりと自分との対話を行っていきます。今日はセルフコミュニケーションと健康がどう繋がっているのか説明しますね。
体調不良はストレスからくる
ストレスを感じるとコルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンを分泌します。長期的なストレスは免疫力の低下や血圧上昇などの原因にもなります。
また、ストレスは自律神経にも影響を与えます。自律神経は身体のリズムや内臓の働きを調整しているので、体調不良の原因になりやすいと言われています。
ストレスによる体調不良時の症状は様々で頭痛、偏頭痛、消化不良、不眠、肩こり、疲労感などがあり、すぐ薬に頼りがちです。身体が本当につらい時には薬の服用も大切ですが、それだけでなく体調不良時の背景に目を向けることが必要です。
例えば、仕事が忙しくてツイツイ頑張り過ぎたとしましょう。何のためにそんなに頑張ったのかと考えてみます。
上司に認めてほしかった、昇進し家族を喜ばせたかったなどの理由があるかもしれません。
これらは自分が自分を認める為ではなく、他人に認められる為の動機です。
自分の幸せの為に、自分の喜びの為に仕事をしていたはずです。
いつから人のご機嫌を取る為に仕事をするようになったのでしょうか。
自分の幸せや喜びの為の仕事が、他者優先に変わってしまっていないか振り返ってみることも大切です。
ストレスの原因はコミュニケーション
私達の日常でどんなストレスがあるのかを見ていきます。
男女共同参画局の集計によると全年齢の平均で、以下の項目が上位に挙がっています。
① 自分の仕事
② 収入や家計借金
③ 自分の病気や介護
④ 家族との人間関係、家族以外との人間関係
⑤ 家族の病気や介護
仕事や介護では職場や家庭でのコミュニケーションが避けられず、これがストレスの原因にもなりがちです。コミュニケーションは相手との共感や信頼関係を深めるために重要ですが反対にストレスや心の痛みを引き起こすこともあります。
セルフコミュニケーションを振り返る
コミュニケーションには対人・言語・非言語のコミュにケーションなどがあります。
声に出して伝えることだけがコミュニケーションではないのです。
対人コミュニケーションと対照的に、自分の心の中で無意識に行うセルフコミュニケーション(内的対話)も重要です。例えば
・朝起きて「今日も仕事だるいな」
・電車の中で「席空かないかな」
・道路を歩いていて「あの人ゴミ捨てた!!私がひらうの?」とつぶやく
など、私達は無意識に多くのセルフコミュニケーションをしています。
否定的な言葉が多ければ、それが対人関係にも表れ、疑いや不安の多いコミュニケーションになります。
セルフコミュニケーションをより良いものにする為の方法を3つご紹介します。
①日記を書く
ノートに自分の気持ち書き出す事で心の中を整理することが出来ます。
そして、客観的に文章を見返してみます。否定的な表現が多い場合は自分の心を満たす事を意識しましょう。
②感謝ノートを付ける
私達は物質的に恵まれた環境に生きています。インターネットで簡単に商品が買えるのも、その背景にはパソコンを発明した人、商品を作った人、それを売る人、配達してくれる人の存在があります。
小さなことにも感謝の気持ちを持ち、それを書き留める習慣をつけると良いと思います。
③肯定的な表現を意識する
否定的な表現に気付いたら「大丈夫」「よく頑張ったよ」「お疲れ様です」「ありがとう」といった肯定的はフレーズを用意して、自分を認めてあげましょう。他人からではなく自分自身からの言葉が力になる事もあります。
おてあてとセルフコミュニケーション
一日が終わった後、ベッドに横になり「あー疲れた」とつい口にしていませんか。
セルフコミュニケーションに意識する習慣が定着してきたら、今度は手を使って身体に向けたコミュニケーションを取り入れてみましょう。手のひらを身体に当て、「お疲れ様」「いつもありがとう」「頑張っているのを気付いてあげられずごめんね」と身体にコミュニケーションをしてほしいのです。
頭・目・耳・首・胸・お腹などに手の平を当てながらご自身を労うひとときを過ごしましょう。
毎日このセルフケアを繰り返していると身体の不調に早めに気付いけたり、身体が自分に語りかけてくるような感覚を得られる事もあります。
気功でエネルギーの巡りが整ったあと、おてあてをするのは特にお勧めです。