3月9日、ありがとうが言いたくて
今日は母の誕生日でした。
お誕生日おめでとうと言う状況ではないし
おめでとうは今の母にとって辛いと思うのでありがとうの気持ちを伝えてきました。
何度も伝えてきたのですが、何度言っても良いものです。
両親に改めてありがとうと言うのは照れくさかったりすると思うのですが
日頃から感謝の気持ちを伝えておくことをお勧めします。
今日は両親にありがとうを言いたくても言えない人に私の経験をお伝えしますね。
1,親の死で後悔するのは心の交流
親が死ぬ前にすべきことはというアンケートを取られた結果が記事になっていましたので引用します。
私は母との関係性は一見悪くはありませんでしたが、心の奥でわだかまりがあったことは事実です。
母の病状が良くないと知って、言葉だけじゃなくて心から母親に感謝の気持ちを伝えておくべきだったと感じました。このアンケート通りなんです。
①感謝の気持ちを伝えておくべきだった
が80.6%を占めています。
ありがとうは言えると思いますが、それに心がこもっているかが大切です。
それには
③親の人生の歩みについて聞いておくべきだった
親の立場で考えることが出来るので今までの親の人生についてゆっくりと話を聞く時間が必要だったと感じます。
2,大人になった私が感謝できるようになる為には
親子関係がパーフェクトという方もいらっしゃると思います。
反対に何かしら関係性に問題があり距離を置いている。
または子供の頃から両親に対して負の感情を抱いていたが、大人になり別々に生活することでその出来事を無かった事のように接している方もいると思います。
でもね、無かったかのように振る舞っていても両親の老いと向き合う中で、押し殺してきた感情が又芽生えてくるんです。
でも、ここはきちんと向き合いましょう。
子供の頃の私達は相手の立場になることがまだ未熟ですし、物事を俯瞰するということも理解できません。
大人になった今ならその時代に親として社会人として、地域住民としてまたは子供としての親の状況、立場、抱えていた課題などを可能な限り知ることが出来たら、親の立ち位置に立ってその時の気持ちを考えることが出来ますよね。
両親との関係性を良くしたいなら自分から考え方や物事の見方を変えていくことが大切です。
私は親の状況を今までの母親との会話の中でつなぎ合わせ、親の立場になって考えることが出来ました。
そうすると深い感謝の気持ちが湧いてきて、自分の存在すら尊いと感じるようになりました。
3,親孝行って何?
初任給でご馳走するとか、プレゼントを買うのが社会人一年生の親孝行だったりしますよね。
その後は一緒に旅行に行ったり、結婚して孫の顔を見せて安心させるとか
そういうことが一般的な親孝行かなと感じます。
私も一緒に旅行するなどの行動で感謝を表していました。
今の私が思う親孝行は、
親が歩んできた今までの人生が、私達の現在や未来の幸せの元になっている事を労いの言葉と共に伝えること
そして、
両親への良い感情、負の感情どちらも私達の背中を押してくれています。
この二つの感情があるから頑張れている、過去の関係があるから自分の仕事や人生に影響していることは確かです。
だから敬意をもって感謝を伝えましょう。
それから、年老いた親に考え方を変えて欲しいとか思わないこと。
過去の関わりでわだかまりを感じているなら、関係性を俯瞰してみて私達のほうから歩み寄り、許す気持ちになる、許すことで今まで見えていた現実が違う角度から見えてきます。
こんなに幸せな環境で育ったんだなぁとか、愛されていたなぁ
大変な時期だったのに大切に育ててくれたんだななど、満たされた気持ちが湧いてきます。
もっとも大切だと思うことは親の事を心配する気持ちも大切ですが
自分のいる場所で、最大限自分の能力を発揮することです。
両親やご先祖さまから頂いた命を社会のために役立てることが最高の親孝行だと私は思います。
4,おわりに
この詩は清水英雄さんの詩です。
感謝だけではなく色んな気持ちがこもっているんですね。
ありがとうと母に伝えるといつものように手を合わせてありがとうと言い返してくれました。
身近な人ほど関係性を振り返らない傾向にあると思います。
後悔しないために日頃からご家族との関係性を大切にされることを願います。
ーーーーーー憎しみや怒りの感情が湧いていた過去があったとしたら
その裏側の感情は愛を持って交流したかった思いも込められているのではないでしょうか。
大切な人に一番言いたかった言葉をどうか素直になって伝えて下さいね。
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