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街頭募金

東日本大震災の翌々年から、縁あってNPO法人さんの復興支援活動に参加することになった。
ボランティアバスツアーで数回、有志と共に交代で運転して数回、コロナ禍前までは毎年2回は東北でいちばん小さい町、宮城県七ヶ浜町を訪ねてきた。
熊本地震の時もボランティアツアーで2回ほどお世話になったっけ。

復興支援活動に確かな実績のあるこのNPO法人のことを、私は信頼しています。

ということで、発災後すぐにスタッフを被災地は派遣したNPO法人が支援活動のための街頭募金をするというので、私も熊本地震以来7年ぶり?に参加しました。

街頭募金、最初は私も抵抗しかなく(東日本の時、街頭募金ラッシュが起こっていた渋谷駅前の交差点。人混み故に接近して通らねばならないそこを通り過ぎる際に耳元で叫ばれた恨みは深かったのですよ。。。)ガチな人がやるものだと決めつけておりましたが、実際に街頭に立ってみるとこれがまあ人間観察の場としてめちゃくちゃ面白い。

皆さんは、街頭募金を見かけた時に寄付をしますか?それともしませんか?
私はかつて「しない」派でした。
そこで立って大声を出して通行の妨げをするならば自分がバイトして働いたお金を寄付したまえよ、と普通に考えておりました。

まあ、それもそうだ、と今でも思いますが。

募金箱を持ち、街ゆく人に声かけを始めるとまず、いちばん最初に募金箱に近づくのは、経験上9割は「あれ?この人寄付なんてして大丈夫かな?」という感想を持ってしまうような、見た感じいわゆる「社会的弱者」のグループに属するであろう人々です。
決して綺麗な格好をしているわけでもなく、羽振りがよさそうなわけでもなく。またともすれば社会から疎んじられていそうな外見の人もよく見かけます。
或いは小さなお子さん連れのお母さん。杖をついて歩くご高年の方々。

道ゆく「パリッとした身なりの小金持ちそうな人たち」は、まず立ち止まることはありません。こちらを見ようともしないし、時にはあからさまに避けて通り過ぎようとされます。
別にそれが悪いと言っているわけではありませんが、街頭に立ってそういう身綺麗な勝ち組っぽい人が募金活動をスルーしていくのを見る度に(かつての自分への戒めも含め)「他人事と思っているうちは行動することはない)んだな、ということを痛感します。

そして、かつての私のような恨みを買わないように、街頭に立って声を出す時は、なるべく間近に人のいない時を狙い、そして必ず頭を下げるのが私なりの募金活動のマイルールです。

栄三越ライオン像前、1/20と1/27の10時〜12時、13時〜15時でまた募金活動があります。
お近くを通られましたらぜひ!ご協力をよろしくお願いいたします。
皆様からの寄付は、支援活動(避難所運営など)に役立ちます。まだまだ支援の手が長く必要な被災地の皆さんが、少しでも安心して暮らせますように。

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