うつの世界はいつも暗い
うつになると、
どんな時も世界が暗く見えます。
どんなに晴天であっても
まるでフィルターがかかったかのように
光が自分に届かないような感じでした。
どんな好きだった活動も
どんなおいしい料理も
どんな家族の言葉も
自分には届きませんでした。
うまく笑うこともできず、
うまく泣くこともできず、
ただただ苦しみながら、
その場に存在することしかできない。
何かしないといけないという
焦燥感に駆られながら
何もできない自分がいました。
少しでも光が見えたのならば
逃すまいと思っていましたが、
なかなかその光はやってきません。
一言でいうと、
絶望
それが私にとってのうつでした。
人それぞれの"うつ"があると思います。
症状が違ったり、
生活への影響も異なります。
でもどんな人にも共通していることは
「早く元気になりたい」
ということ。
問題なのは回復に時間がかかるということ。
その時間はうつの人にとっては永遠に感じることも
あるかもれません。
死んでしまった方がよいと考えてしまい、
実際に亡くなってしまう方も多いです。
そんな時に大事なことは
0.1%の希望を持つこと。
ほんの少しでいい。
無理矢理でもいい。
消えそうな、でも消えない小さな希望を持つこと。
希望が0%でない限り、
1日を何とか生きられると思います。
私もまた絶望したり、
立ち上がれなくなり、
すべてを失っても、
小さな小さな希望を
心の隅に持ち続けようと思っています。