私の醜い部活の思い出
中学生の間に2つ、部活に入りました。
1つ目は茶道部。
2つ目は合唱部。
どちらも辞めました。
そして大して参加していません。
そんな私の、醜い思い出を綴ろうと思います。
①茶道部
と言っても、茶道部の方はあまり語ることも無く、といった感じです。
部活参加率が高く、参加してなくても地域のスポーツ団体に所属していたりする人が多い私の学校。私もそんな校風に追い立てられるように部活に参加しました。
私はスポーツが苦手で、音楽部もなんか「好きだけど部活にはしたくない」という感じだったので、とりあえず茶道部に所属しました。
速攻で心が折れました。私が他の人に比べて不器用で、お点前(お茶を入れる作法)を覚えられず、覚えたとしても上手く出来なかったのが原因です。別にそれだけならいいのですが、私には実力に伴わない高いプライドがありました。そうなったら道は
①1人で練習して誰よりも上手くなる
②私が上手くいかない環境を否定する
人に頼ればもう少しあったのかもしれませんが、人付き合いが苦手な私はこの道しか見えませんでした。
選んだのは②の手段。私は自分に合わない環境を否定して逃げ続けることを選びました。平たく言えば幽霊部員です。①を選ばなかったのは、ゲームばっかりしてて時間がなかったからですね。
さて、その幽霊部員から抜け出そうと合唱部に入るわけなのですが…
②合唱部
2年になったので変わろうと思い、転部届を出して合唱部に入部しました。しばらくは部活動見学をする1年に混ざって合唱を聞いていました。
「すごいなぁ、こんな合唱がしたいなあ」
その時はそう思えていたのですが…
入部してしばらくすると状況は当然変わります。
土日練では1時間くらい続く発声のトレーニング(立ちっぱなし)。
先生がピアノを弾いてくれてその音を出すのですが、ピアノで弾いた音はどう発声すれば同じ音になるのか全く分からない。
みんな当然のようにやってる。なのに私…
無理して合わせても先生に「半音の半音くらい低い!かなり大きな違いだよ!」と言われ、全体に言ってはいるものの、私に向かって言っているのだとわかりました。
ハーモニーの練習だとか言って複数の音弾かれたら、もうどれがどれだか…
合唱にはパートごとで歌い、音を覚える「音取り」という練習があります。
これができていないと、合唱の時に他のパートにつられてしまいます。
私はできていませんでした。当然、つられまくりでした。
みんな自分の家で練習していたのでしょう。下級生だってそうです。みんな自分の音を持っていました。
私はゲームに忙しかった。バカみたいでしょう?
ですが、私は下級生に負けるのが悔しかった。そして、また自分が上手くいかない環境から逃げました。
大会近くになると問題になり、その都度先生に呼び出され、怒られ、しかしなぜか私は部活に留まりました。何も無いのに。
部活の人には多大な迷惑をかけたでしょう。私だってわかっていました。でも根本の原因にあったプライドの高さは直せなかったし、行動できない理由にあったゲームも辞めることはできず、自分を責め、病みながら3年までずっと休部しました。
おわりに
3年になり、みんな部活を引退し、「みんな部活してるしな…」と後ろめたさでずっと関わるのを避けていた同級生たちと話せるようになりました。
それでも罪は消えません。私は中学生の頃を 振り返って「若い頃の過ち」で罪を消してしまいたくないのです。だから書きました。
部活が青春になるとは限らないこと、向いてない人もいることを中学生活で学びました。多分高校生になっても入ることはないでしょう。
暗い話でしたが、ご閲覧ありがとうございました。