漢方養生〜生薬を摂り入れてみる生活〜by. Biora
「漢方」というと、漢方薬のことだと思う方が多いかと思います
が、
「漢方」=「漢方薬」ではありません。
漢方の本質は、自然哲学に基づく「養生」です。
養生とは「自分の健康は自分で作る」というセルフメディケーションの考え方。
病気になったらどうするかではなく、病気にならないようにするために、自分で自分の身体をどう管理するかです。
予防医学ともいえますね。
体調が最悪な病気の時に病院行って薬局行って…あっちこっち行って普段より動く方もいるのでは?
そんなの大変です。
心身共に、より健康でより美しく、充実した生活が自分自身でできることが「養生」ということです。
薬剤師でもあります私ですが、体調悪い中、わざわざ薬局に来て欲しくありません。
家で寝ていてほしいです。笑
そうならない為にも、
漢方養生という観点でこれから暑い季節にもなるので、夏に良い漢方を取り入れた生活
についてご提案したいと思います。
高温多湿という日本の気候は、日本人の体質は湿邪に侵されやすい。
湿邪とは、水分の排泄が悪く、体内に余分な水分をかかえ込んでしまうことです。
漢方ではこのような水分過剰な状態を水毒証(すいどくしょう)といいます。
ということは、余計な水分を身体から排出するということがポイントです。
全て出せば良いというものではなく、電解質を失うことなく過剰な水分を出すということを忘れずに。
簡単に取り入れられる生薬、漢方としては
黒豆やハトムギ。
そのまま食べてもお茶にしても良いです。
身体から過剰な水分を排出させやすくします。
アンチエイジング効果、肌も一緒に綺麗になりますよ♡
水分過剰な症状としては
頭痛、眩暈、浮腫み、冷えが主にあります。
漢方薬でいうと皆さんご存知の方も多いかも
五苓散が水毒症、特に浮腫みによく効きます。
水分を出すのでトイレに行きたくなるかもしれません。←私です。
あとは、お風呂にゆっくり浸かること。
身体を冷やさせないことです。
デトックス作用(要らないものを排出する)のあるハトムギや黒豆、身体をあたためるヨモギやトウキで漢方風呂に浸かるのもオススメです。
食べて身体に摂り入れる、皮膚から吸収させる色々な方法で身近に漢方養生はできるのです。
少しずつやれるところから実践して漢方養生ライフして心身共に美しくなりたいですね♡