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こんにちは。KiwiPR合同会社でひとりPRの植田聡子です。

ちょうど昨年の今日、5月末日で都庁を退職したのでした。改めて激動の1年で、ベタな表現ですが、月日が経つのが早すぎて震えます。

大学編入か大学院か

それまで何度も挑戦しようとして、あきらめていた大学や大学院での学び直し。

数年前、産能大の通信で単位は取得したものの、怪我でスクーリングどころではなくなり中断。

そして、今回。都庁を辞めたり、ステイホームで時間ができたこともあり、どうせなら大学より大学院の方がもしかしてうまくいくのでは?と思いました。

✔️試験

通常の大学院の試験の前に、「大学卒業程度の能力が備わっているか」の試験を受ける必要があります。最終学歴の卒業証明書、成績証明書、職歴を説明する資料、エッセイ(大学院で学びたいこと)による書類審査です。

✔️取得単位

大学は4年間で128単位取得なので、3年次編入で64単位の取得が必要です。

私は自分が短大の時、かなり頑張って単位を取得したつもりでも70単位ほどでした。編入の際単位認定されるのは、あくまでMAX64単位、学部によっては認定対象外の科目もあります。

64単位を2年ということは、1年32単位。結構忙しいのではないかと・・・

大学院は現在私が通っている、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科、通称RBSでは40単位が修了要件です。1年20単位。32単位と比較すると、少し通えそうな気がします。

ちなみに、春1学期(4月〜5月)は、月〜木曜日毎日18時30分−21時55分(4科目)、土曜日8時50分−12時25分(1科目)、週5日、これで10単位です。まあまあハードです。

前期の後半、春2学期(6月〜7月)は月曜の授業は履修せず、火〜木曜日、土曜の週4日、これで8単位。つまり前期(春1、春2)で18単位取得予定です。

来年は論文を書かねばならない・・・

後期もこの調子で単位を取得するだけなら、大丈夫だと思いながら、問題は何をテーマに論文を書くか。全く自信ありません。リサーチクエスチョンが定まりません

学部からのストレートマスターは、そもそも研究対象がある程度の道筋ができているでしょうが、社会人大学院の場合は、まずそこが定まりません。

いい意味で玉石混交」だとおっしゃる方もいるそうです。

優秀な学生だけを集めて、学部の延長の研究を深めていくのがアカデミックな世界なのですが、経営学などの場合、学生が最前線にいる方と先生方の研究やこれまでの知見で、いいケミストリーが生まれるのだと。

授業で他の学生の方の課題の発表など聞くと、自分のレポートのお粗末さに毎回反省していますが、そういう反省も今の自分には必要なのだと思っています。

この年齢になると、仕事の仕方そのものを注意されることもないし、ある程度、自分のパターンのようなものもできてきていて、成長曲線が明らかに足踏みしているなだらかさも薄々気づいているはず。

学び直しはそんなダメな自分に強制的に「喝!」を入れる場なのかもしれません。

大学院へ通うのに一番必要なこと

社会人が大学院に通うには、とにもかくにも「家族と職場の理解」に尽きると思います。

毎日18時30分から22時くらいまで、部屋にこもってオンライン。終わったら終わったでご飯食べて、また復習だ、課題だ、で時間を取られ、土曜日もこれまでなら週末は2日ともフリーだったのに、今は朝8時50分から授業です。家事も本当にできてない日々です。

仕事のスケジュールについては、これは自分でコントロールできるようになったことが非常に気持ちを楽にしてくれています。

これがもし今までの職場だったら・・・

職場の理解を得るのは難しかったと思います。例えば、20代後半〜30代などのこれから世代なら、職場もある程度見守ってくれますが、40代〜50代ともなると、責任も増し、なかなか毎日定時で切り上げるということは果たしてできたかな・・・

ここでしっかり学び直せるカルチャーがある会社なら、本当にいいですよね。

都庁は年4回議会もあるし、それ以外の仕事も含め、そこを言い出す勇気もないという空気でした。

それでも、フルタイムで働いている同級生が、毎日のように授業に出席しています。在宅勤務の恩恵かもしれません。でも、本当にみんな立派だなと。

私もこの2週間は、メディアの取材調整がラッシュという、自分の会社にとっては嬉しい悲鳴でした。メディアの方々は、役所同様に夜が遅いので、19時からの打合せ、なんて全然普通にあります。でも、その日の授業はオンデマンドもOKだったので、後日Zoomのレコーディングを見て、キャッチアップできました。こういうオンラインの普及も、社会人が続けやすくなった理由の一つです。

当初、今の業務に直結する、PRやブランディング、マーケティングを深めようと思っていましたが、最近、キャリアデザインや組織論に興味があるので、ますます迷走しそうです。

それでも、自分にとっては結構贅沢な悩みです。











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植田 聡子/観光コーディネーター、PRコンサルタント、GR、キャリアコンサルタント
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