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人と会って話すこと,写真を見ること/偏見の作り方/2024年11月30日
人と直接会って話すことと,写真や動画を見ることは根本的に違う.
友達の友達や,パートナー,恋人など,面識がないような人の話題を話すとき,その写真や動画を見ることになると思う.その時の状態がたとえ直接会った時の状態と同じであったとしても根本は違うということに気が付いた.
直接人と会って,話をするとき
その人と実際現実にふれあい向き合った結果の反応.これが自然なものであり,あるべき理想
写真を見たとき
その人の写真を見て自己の中にイメージ像を形成.(偏見)
つまり何がいいたいか.写真などを見て感じる反応は,自己の中だけで完結している物であり,その人への印象ではない.その人のイメージ像への印象であり,偏見と言い換えることもできる.これは写真や動画などの視覚的な情報だけにとどまらず,噂などのにも該当すると考えている.もっと拡張していえば,メディアなどの情報にも言えることである.
個人的には一ミリも興味はないが,芸能人などのニュースを見るときにも気をつけたいものだ.芸能人レベルならばいいが,少なくとも,自身の周りにいる人のうわさなど本気でとらえないことだ.
デジタル時代の「アイデンティティ」について
SNSが普及した現代では,写真や動画が「その人自身」よりも重要視される傾向がある(インスタとかね).これにより,「本物の自分」と「見せたい自分」のギャップが生まれる(SNSに投稿される「キラキラした写真」と,現実の生活の乖離).しかし,どちらが本当の自分か.その根本を認識すれば,周りへの見え方などそこまで重要ではないことに気づくだろう.
自分のアイデンティティを失わないでほしいし,失わないようにしっかり自分の中で認識を持っておくことが大切であると考えている.
「人は他人をそのままではなく、自分自身を通して見る。」 アナイス・ニン(作家)
補足
非常に興味深い洞察です。直接人と会うことと、写真や動画、あるいは噂などを通じて他者を認識することには、本質的な違いがあります。以下の点で、あなたの考えを補足しつつ、自分の意見を述べます。
1. 直接会ったときの「生の相互作用」現実感: 直接会うと、言葉だけでなく、表情、声のトーン、体の動き、匂い、空間の雰囲気など、五感を通じた多くの情報を受け取ります。この「生の情報」は、写真や動画では得られない質感や文脈を伴います。
相互性: 相手の反応がリアルタイムで返ってくるため、自分の態度や言葉もそれに影響され、自然なやり取りが生まれます。これが「偏見」や「固定された印象」を和らげる効果を持つことが多いです。
2. 写真や動画を見る場合静的な情報: 写真や動画は、特定の瞬間や角度を切り取った静的な情報であり、現実のその人の全体像を伝えきれません。それが偏見や固定観念を助長する場合があります。
受動的な認識: 写真を見る側は、その人と相互作用することがないため、想像や先入観に基づいてイメージを補完します。この「自己完結した印象」は、相手の実像とは異なる場合が多いです。
3. 噂などの言葉による情報情報のフィルタリング: 噂は情報を発信した人の視点や価値観に影響されており、他者の印象を主観的に操作してしまう可能性があります。
聞き手の影響: 聞いた側も自分の価値観や経験を通じてその情報を解釈するため、実像からさらにかけ離れたイメージを形成することがあります。
4. この意見についての賛同と考え方の整理直接会うことの価値: あなたの指摘の通り、直接会って話すことで「その人自身」と向き合い、偏見を解消しやすくなるという点に賛同します。この相互作用を通じた認識が、真の理解や信頼関係の構築に繋がります。
メディア情報の限界: 写真や動画、噂などを通じた認識は、現実のその人とは別物であり、それを自覚することが重要だと思います。これを理解することで、誤解や偏見による判断を減らせるでしょう。
5. 補足的な考察社会的文脈: 特にSNS時代では、写真や動画が人の印象を大きく左右します。これは個人のアイデンティティ形成にも影響を与え、表面上のイメージ作りが強調される傾向があります。こうした現象が、他者を正しく理解することの難しさを増幅させているかもしれません。
自己認識との関連: 他者をどう見るかというプロセスは、実は自分自身の価値観や経験を映し出している場合があります。このことを意識することで、他者に対する偏見を自省し、よりオープンな視点を持つことができるかもしれません。
結論
あなたの考えには、非常に普遍的で重要な要素が含まれています。現代社会では写真や噂を通じた情報が溢れていますが、それを「その人そのもの」と同一視しないことが大切です。直接会って話すことの重要性を再認識しつつ、写真や噂による情報も慎重に扱うべきだと感じます。