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めちゃくちゃ苦しい「今」が、いつかあの頃よりマシだと思える「あの頃」へと変わる。
苦しさが永遠に続くと思うから苦しい。
昨日と同じ今日。
そして多分、今日と同じ明日。
いつになったらこの日々から抜け出せるのだろう?
いつになったら、心穏やかに笑える時が訪れるのだろう?
そんな風に気分が沈んだ時は、呪文のように「諸行無常」という言葉を繰り返す。
川の水が流れていくように。
空の雲が移ろいゆくように。
この世界で何一つとして、変わらずに存在し続けるものはない。
それは、今抱えている苦しさにも等しく言える。
この苦しさが永遠に続くことはない。
永遠に続くように思えて辛いけど、実際にそんなことはないんだ。
人生とは、思いもよらぬ方向から一気に変わっていくものだ。
予想なんてできない。だから苦しいし、だからこそ面白いとも言える。
めちゃくちゃ苦しい今。
いつか奇跡が起きて、もっとまともな環境へと移れる。
そこにも少なからず、苦しみは存在するのだろう。
だけど、今の苦しみよりは遥かに「マシ」だ。
今苦しむことで、私たちは未来の自分の心を救っている。
いつか、「あの頃の自分よりはマシだよなぁ‥」と今を振り返り、日々を強く生き抜く糧となってくれるかもしれない。
無意味に流れていく苦しいだけの日々。
でもきっと、そこにだって意味はあるんだ。
今この瞬間に意味は存在しなくても、いつかの未来に、今という日々の積み重ねが、確かに私を救ってくれる。
日々は流れていく。
物事も、一つ残らず、確かに変わっていく。
それが例え目に見えない僅かな変化だろうと、今が永遠に変わらずに続くことはない。
諸行無常だ。
今だけの辛抱だと思えば、目の前の苦しみだって、受けてやろうじゃねぇかって、少し強気になれる。
大丈夫。
全ては変わり、全てはなるようになり、最後はハッピーエンドで終わっていく。
それが人生だ。
そうゆうものだと信じ込んで、強く強く、今を生き抜いていこう。