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「ボーッと」してるとネガティヴに襲われる。「没頭」してればネガティヴは寄りつかない。


ボーッと。
没頭。

ダジャレだ。
似ている言葉だけど、この二つの状態は大きく違う。

ネガティヴに襲われる時、多分私たちはある意味「余裕がある」状態なのだと思う。
余裕があってしまうからこそ、余計な思考を手にとってしまい、頭を悩ます。

けどこれは、人間の本質というか、原始時代から備わった「生存本能」みたいなものだから、仕方ない。

「大丈夫か?」「もっとやれることはないか?」「危険はないか?」
思考を張り巡らせることで私たちは命を繋いできた。
命を守るために、私たちは必然的にネガティヴに生まれ落ちているのである。

だから、ボーッと手持ち無沙汰にしていると、ネガティヴに襲われてしんどくなる。

そこで特効薬、「没頭」の登場だ。

何かに没頭している時、私たちはネガティヴ思考から自由になれる。
ネガティヴがそこに存在していようとも、目の前のことに全意識をフォーカスしているから、ネガティヴは背景と化す。

私にこの気づきを授けてくれたのは、「筋トレ」だ。

高重量のバーベルを担いでスクワットをしている時、私は間違いなく没頭している。
というより、没頭せざるを得ないのだ。潰されちゃうから。

トレッドミルで最大心拍数付近でめちゃくちゃしんどいランニングをしている時、私は間違い没頭している。
というより、没頭せざるを得ないのだ。トレッドミルから振り落とされてしまうから。

この「没頭しちゃってる感覚」を大切にしていきたい。
没頭する先はなんだって構わない。
仕事でも家事でも育児でも。アニメでも読書でも筋トレでも。

何かに意識を使い切ってしまい、ネガティヴに向かう意識をなるべく減らせればいい。
何かに没頭することで、少なからずネガティヴ思考から自由になり、生きることが楽になると思う。

だからと言って、ずっと没頭しているのもしんどい。たまには息抜きして、ボーッとしたい。

ここでもやはり「筋トレ」が出てくる。
トレーニングをしたあとは脳内に気分を良くしてくれる物質がたくさん分泌されるので、ゆっくりと休んでいる時にも、ネガティヴに襲われる頻度はかなり少なくなる。

筋トレが反芻思考を「ピタッ!」と止めてくれて、ボーッとしてる時間をゆっくりと味わい、楽しむことができる。
この感覚はサウナの「ととのった」状態に近いと思っている。

まとめよう。
とりあえず、ボーッとしてると人間はネガティヴになってしまう生き物だから、まずはネガティヴになってしまう自分を責めないこと。
これは人間本来の姿で、ある意味当たり前の「反応」であると理解すること。

そして、できる範囲で何かに没頭していくこと。
没頭する時間が増えれば増えるほど、反比例でネガティヴになる時間は減っていくはず。
没頭とネガティヴは共存できないのだ。

そして最後に。
筋トレをしよう。
メンタル弱々のおじさんがこうして人生をそれなりに軽やかに生きられているのは、筋トレによる恩恵がとても大きい。
できる範囲で身体を動かしてみよう。

ボーッとを、没頭に。
グラデーションしながら、少しずつ変えていけたら、きっと人生は楽になる。

大丈夫。未来は明るい。
目先のことに没頭しながら、人生を少しずつ楽にしていこう。

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