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妬みの向こう側をのぞいてみたら、自分がどう生きたいか少し見えてきた。

子育ての話しを楽しそうにする同僚がいる。

うるせえなと思っている、自分がいる。
そんな自分に自己嫌悪を感じている自分ももちろんいる。

この感情に名前をつけるなら、なんだろう。
単なる怒りとは違う。
羨ましい。そうか。羨ましいんだ。
僕はあの人を妬んでいるんだ。

憎い。黙れ。やかましい。うるさい。
空気読め。
お前の幸せがみんなの幸せだと思うな。
勘違い野郎。みんな迷惑してるよ?

小さな自分に、書きながら嫌気がさしている自分がいる。

一歩深掘る。
別に深い関係もない一人の人間に対して、こんなに感情を揺さぶられるのはなぜだろう?

本当は、羨ましいんだね。
こんな風に生きたいと思っている自分が、どこかにいるんだね。

他人の不幸を願ってしまう自分も肯定して生きる。
夫婦の間がうまくいってないという噂話を聞いて、なんだ良かったとよく分からぬ安堵を感じる自分がいる。その自分も自分だ。否定はしない。

妬みに忠実に生きてみる。
くそ!悔しい!
私だって、そんな風に生きてやる!

妬みの裏側には、自分の深層心理が反映されているのかもしれない。
欲望を表に出すことを制限されてきたから、こんなねじ曲がった表現しかできないのだけれど。

素直になろう。
羨ましい。そうなりたい。
私はあなたを妬んでいます。

自分の人生を豊かにしようと心に決めた時、妬みは背中を押す力へと変わってくれる気がする。

妬んでる。
そんな自分がいる。認める。愛す。
本当はそうやって生きたいんだね。

妬みよありがとう。
妬みは私の指針だね。

妬みが導く方向へ、恥を捨てて一歩踏み出してみよう。

なんだかさっきより、世界が清々しい空気に包まれている気がする。

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