すべてを伏線と思い込んで生きてみたっていい。
意味の感じられない毎日だが、「いつかの伏線」だと信じ込んで生きてたら面白い。
いつの日が全てが裏返って、この味気のない日々がなくてはならないものに変わる。
それがいつかはわからない。
そもそも、そんな素晴らしい瞬間が訪れるとも本気では思っていない。
ただ、こんな虚しい日々をやり過ごしていくためのテクニックとして、妄想してみてもいいんじゃないか。
どうせ無料だ。伏線が回収されなかったところで、「ああ、やっぱり回収されんかったか。人生なんて所詮そんなもんよな」と、答え合わせができた気分になるだろう。
今読んでいる本が、どこかでアイデアを生み出すきっかけとなり、人生を加速させていく。
苦手なあの人の飲み会に嫌々ながら参加して、でもそこで出会ったあなたと連絡先を交換して。ともに人生を歩むことになったりして。
あり得ない話だと思うけど、可能性がゼロじゃないところに人生の面白さはある。
大穴の馬券を握りしめて生きるのも悪くない。
こんな不毛な日々も、いつか報われて必要だったと思える日が来る。
そう信じて、今をただ、生きてみようと思う。
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