簡単に犬猫を飼うということ。
今日は我が家の犬猫の事は置いておいて、私が思う事を思うままに書きたいと思います。
私も子供のころは可愛い、とか一緒に散歩してみたい、とか触りたいとか、楽しいことばかり思い浮かべていました。その先何年生きてどれだけお金がかかって、どれだけ大変なのか何も知らなかったからです。
友人や知人にたまに「まだ増えるの?」って聞かれるのですが、そもそも元々増やそうと思っていないので増やそうとは思っていないです。今後の事はわかりません。どうしても今すぐに命の危険がある子を、その時の状況で引き受けることはあるかもしれません。
自ら【飼おう】という意思で飼うのなら赤ちゃんではない子を飼うと思います。赤ちゃんは可愛いです。いつでも誰にだって可愛く見えます。でもその期間はとても短い。一生の中のほんの数ヶ月。長いのはそこよりももっと後で、躾やご飯、お世話や病院にかかるお金、手間もお金もすごくかかります。旅行に行くのだって大変です。我が家の三匹もペットホテルに預けた事がありますが、18歳の子と猫は大丈夫、ご飯も食べてうんちやおしっこも出来ます。でも17歳の子はご飯も食べずおしっこもうんちもしなくなります。一泊預けただけでこんな様子だったと聞いて、二度と預けることは出来ないなと思ったものです。17歳の子はまた捨てられたのかも、とか怖くて仕方ないとか不安だったんだろうなと思うと、もう預けられないです。なので旅行はできません。
飼おうとする時に20年、その子のために全てを捧げる覚悟があるのか考えてみて欲しいと思います。犬にとって飼い主が変わる事、不安で仕方ない子もいます。我が家の17歳の子のように。
飼おうかなと思う時にまず【老犬、老後、老犬介護、病気】などで調べてみて欲しいと思っています。可愛いのは一瞬、そこから先は一生。
ペットビジネスの闇が表に出てくる時代になりました。ペットショップで売られている子がどうやってそこに来たのか、その裏に何があるのか少し考えてみて欲しいです。人間の勝手で作られて、売れなければ邪魔にされて。動物が好きな人なら生きた子を作ったり売ったりするビジネスはできないと思います。その可愛い赤ちゃんがそこにいるのは命をかけて産んだ母犬がいるからです。全てのブリーダーが悪だとはいいません。でも動物に産ませる事で利益を得ている事は明白です。
種の保存のために必要なブリードもあるでしょう。種の保存が目的であれば利益を生まない方法で後世に残す方法は他にもあるのではないのかなと思っています。
簡単に動物を飼う人たちは、誰にも迷惑かけていない、と思っているかもしれません。しかし中途半端に飼う事でその尻拭いを本当に動物が好きな人がして回っていることを理解して欲しい。
動物保護の団体の代表の方とお話しした事があります。引き取ってと連絡はくるけど、新しい家族に引き渡すまでに月いくらからのお世話代はいただいてますと話すと、それなら連れて帰ると行って適当な場所に捨てに行くんだそうです。無責任にも程がある、自分はなんの責任も取らない、心も痛まない。許せない。
バズるために映えるために飼う人も少なくはないはずです。それでも一生、大切に育ててあげられるのなら何も言いません。愛情を、何よりも愛情をかけてあげてくれるのなら外野が口を出すことではないです。動画や画像のために無理な暮らしをさせないで欲しい。いつも一緒にいて、安心させてあげて欲しいです。数時間のお留守番だって不安になる子がいます。
我が家の17歳の子の話を挟みますが、つい2年ほど前まで私がバッグを持つとワンワン吠えていました。主人が朝、出かけようとすると吠えながらついて行っていました。子供にも同じです。誰かがどこかに行く事が不安だったのだと思います。自分も一緒に行ける時にはいい子に抱かせてくれてしっぽまで振っていました。常に一緒にいて欲しい、どこにも行かないで欲しい、行くのなら私も連れて行って、って気持ちだったのだなと思います。
そんな子がこの2年、朝の出勤、通学時にも、私がバッグを持っても、吠えずにいい子にして居られるようになりました。でも、帰ってくるだろう時間になるとドアの前に行って座って待ってみたりとか落ち着かなくなります。笑
ソワソワソワソワしています。ドアに犬猫用の小さなドアが付いているのでそこから向こうが見えるのですが、ずっとみています(^^)
やっと、捨てられたんじゃない、みんな帰ってくるって事がわかってくれたのかもねと家族で話しをしますが、こうなるまで長かったですよ。
本当に長かったです。言葉にすればたった一匹の犬、世の中に溢れている犬。その犬が人を怖がらず、人を信頼してくれるまでにどれだけの時間と知恵とお金を使ったか。でも無駄ではなかったなぁと思います。
世の中で悲しい思いを、辛い思いをしている子たちを全て救いたい。私の子供の頃の夢、大金持ちになって野良犬を全部飼うこと、でした。私一人の力では無理でも、保護犬、猫活動をされている方や団体が増えてきました。悲しい思いをする子がいなければ必要ない活動ですけど。現実は、現在三匹で私はいっぱいいっぱいです。
いっぱいいっぱいです…無念…。笑
少しずつ私には私のできることを。今は目の前にいるこの子たちのためにできることを。
できる事は少ないけど、悲しい思いをする子がゼロになるその日まで私には私のできることをやっていこうと思っています。今現在、読んでくださっている方は、動物が大切で老犬や介護を経験されている方なのかなと思っています。目標は、やはり簡単に飼おうとする人、可愛いところだけを想像している人に現実を知ってもらう事です!
どうすれば若い世代や関心の薄い方に届くだろうと思っています。
いつも乱文で文才も語彙力もなく、思いのままに書くのでお見苦しい点申し訳ございません。
ありがとうございます。
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