マタニティクラス お産編
久しぶりにマタニティクラスを担当させていただきました
集団指導は大勢の方の前でお話をするので 個別でお話しする時よりも緊張します
分かりやすく伝わるように 参加された方々の反応を見ながら話すのって難しい!
始めた頃は 分かりやすいように…と意識しているのにだんだんと 何を言いたかったのか が自分で分からなくなってしまうこともあり 一緒に担当していただいた先輩たちにたくさん助けていただいたことを覚えています
でもしゃべり慣れてくると だんだんと要点が分かってくるようになるので これだけは伝えたい!ということに焦点を当てられるようになってきます
そうすると緊張はするのですが 参加された方々の反応が見て取れる余裕が出てきて だんだん楽しくなってきます
あと自分だけかもしれませんが ちょっとテンション高め でいくようにしています
そうすることで 自分に気合いを入れているんだと思うのですが…感染予防のためマスクをして マイク無しで話すのでとても息苦しくなりました
何度 深呼吸を入れたことか…
(実施されている方は大丈夫かと思いますが こうならないように お気をつけ下さいね)
今回の内容は分娩経過とその時の過ごし方と帝王切開についてが主な内容でした
分娩経過は 初産婦さんで15〜17時間 経産婦さんで8〜9時間と言われています
これは10分間隔で陣痛がくるようになってからカウントして です
よくドラマで見るような ウッと痛くなったら 速攻で産まれる ということはほぼありません!
時間をかけて 赤ちゃんは産道を押し広げてこの世に誕生しようと頑張っているのです
どうかその赤ちゃんの産まれようとするチカラを信じて お母さんは赤ちゃんをサポートできるように お産をしていけるといいなぁと思います
どんなことがサポートになるのか?
それは陣痛が来た時に 赤ちゃん一緒に頑張ろうね!と 大きく息を吸った後 チカラを入れないで息をゆーっくり吐く これに尽きます
子宮は筋肉で出来ているのでチカラを入れちゃうとなかなか出口が開かなくなっちゃうんです…
そしてお産はフルマラソンと同じくらいのカロリーを消費すると言われているので 陣痛の合間に よく寝て よく休んで よく食べて 欲しいです
カラダにエネルギーがないと良い陣痛にならないのです
周りの方々は 頑張っている赤ちゃんとお母さんが過ごしやすいようにサポートしてくださいね!
頑張っている2人に 頑張れ!と言って応援したくなりますが もう頑張っているわ!と怒られちゃうこともあるので 伝え方は気をつけてくださいね
帝王切開は赤ちゃんとお母さんにとって必要となる場合に行われます
予定と緊急とあります
経膣分娩したかった という想いをお持ちの方は 帝王切開でのお産に否定的になりやすいです
でも赤ちゃんが元気に産まれてこれるように 自分のカラダを切るのです
それって素晴らしいことだと 私は思います
以前にも書きましたが 人のために自分のカラダを切る手術は帝王切開と臓器移植のための手術だけなのです!
帝王切開後の痛みに陣痛中で行う呼吸法が効くと話されていた患者さんがいらっしゃいました
よければぜひお試しください
省略したところも多いですがお産編の内容になります
赤ちゃんが産道を通るために回ってくることや安産に向けたカラダ作りなど伝えたいことはたくさんあります
時間が足りない!と思うこともしばしばあります
これは同業者あるあるなのではないでしょうか?
長くなりましたが 今回の内容が少しでも誰かの参考になれば幸いです
もう少し私に余裕が出来たら 自分の振り返りと共に 新人助産師さん向けに書いてみたいなぁと思います
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