一丸となって

お産には出血がつきものです
経膣分娩でも　帝王切開分娩でも　どちらもです

子宮には心臓から出た血液がしっかり行くようなルートができています
それだけ　赤ちゃんを育てるためには血液が必要ということです

赤ちゃんが産まれて　赤ちゃんに栄養を贈っていた胎盤が出た後　子宮が収縮することで　子宮から胎盤に送っていた血管が子宮に絡め取られていきます
なので大量出血ではなく一定の出血で済むのです

ですが　この子宮の収縮が弱いと血管が絡め取られないので　たくさんの血液が出てしまうのです

私は過去に　胎盤が出るのとともに2000mlの血が出た経験があります
もう　心の中で　どひゃー！　でした

他にも　手術室から帰ってきた産後のお母さんのケアをしようと子宮の収縮と出血を確認しようとしたら　血の塊が大量に出ていたことがあります
本当にもう　心の中で　きゃー！　でした

大量に出血したら一刻を争うことがほとんどです
人のカラダに巡っている血液の量は体重の1/13　つまり体重60kgの人でおよそ5L
先程　経験したことがあると書いた2000mlの出血といえばカラダを巡る血液のおよそ半分が出たということ！

先日も出血にまつわる緊急に対応する事態がありました
医師やスタッフとともに処置を行い　パニックになっているご本人さんのそばにご家族に付いていていただくようお願いしたり(きっとご家族もパニックだったとは思いますがありがとうございます！)  他部者からの応援をいただいたりしました

その時はアドレナリンが出まくっていて気づかなかったのですが　ご本人さんをはじめご家族やスタッフが一丸となって対応していたのだな　と感じます

改めて　感謝です！
本当にありがとうございました！