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7つのチャクラと産後7日の養生法

女性のカラダは神秘的。
出産後7日間のココロとカラダは月のリズムかのように、ダイナミックな変化を遂げていきます。
赤ちゃんを産むということは、自然界では考えられないような、まるで満月がいきなり新月になったくらいの大変化ともいえます。

出産後7日間のココロとカラダのダイナミックな変化は、昔から産後の床上げ3週間と言われるように養生が必要です。

床上げ3週間は、7日間×3週間=21日間になります。

この「7」という数字は、アーユルヴェーダやヨガでいう「7つのチャクラ」と関係があります。
月のリズムと7つチャクラに添った産後7日間を過ごすことは、ココロとカラダの声を聴くご自愛養生となります。よりナチュラルな床上げ期間を過ごすリズムがつくれるでしょう。

チャクラってなに?

アーユルヴェーダやヨガでは、カラダの7つのエネルギーセンター(ツボのようなイメージ)をチャクラと呼んでいます。
生命エネルギー(氣)の通り道で、ヒトと見えない世界をむすぶ通路とも言われています。

ひとつひとつに場所や色があり、カラダの部位にはたらきかける役割を持っています。

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産後0日目(出産当日):第1チャクラから第7チャクラへ

お産の当日は、満月から新月へとココロとカラダがリセットされます。連動するように、チャクラも第1チャクラから第7チャクラへと氣が移動します。

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お産のいきみで氣は頭に上ります。第7チャクラは頭頂部にあり、自己を超越した悟りの状態にあたるので、赤ちゃんを産むチカラは、まさにすべてを超越した、宇宙・神秘・自然・家族のつながりを感じる瞬間でもあるのです。
さらに産後、会陰部が痛かったり、頭が妙に冴えたり疲れたりするのは、まさに第1チャクラと第7チャクラが連動している影響のあらわれでもあるのです。


産後1日目:第6チャクラ

氣は頭から眉間の間にある第6チャクラへと移動します。

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お産の疲労が残っていても、アドレナリンが出まくっているのでハイテンション傾向が続いています。赤ちゃんのお世話など、新しく学ぶことが多くなるので、お世話以外のこと(テレビ・スマホなど)はできるだけ避けて、脳や目を休めるようにします。

五感が研ぎ澄まされ、直感(第六感)が冴えているくらいデリケートな時期でもあります。目とココロにやさしく、ゆっくり、ゆったり、静かに過ごすことが大切です。面会も避けた方が無難です。とにかくゆっくり。


産後2日目:第5チャクラ

氣は喉にある第5チャクラへと移動します。

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産後の高かったテンションも落ち着いてきます。お産の時に声を出し過ぎた場合には、痛みを感じるかもしれません。うがいをしたり、手を当てて温めたりと養生してください。
不安や喜びなど、様々な感情がこみあげてきたら、我慢せずに全部吐き出しちゃいましょう。音や聴覚にも敏感になります。不快に感じるような周りの声には意識を向けず、自分のココロの声に耳を傾けてください。
産後のカラダの回復や、赤ちゃんのお世話に意識を向け、その他のことにはほどよい距離感をもって、ゆったり過ごします。


産後3日目:第4チャクラ

氣は胸にある第4チャクラへと移動します。第4チャクラはハートチャクラ。氣が胸に降りてくるので感情的になりやすいかも知れませんが、愛の氣が胸いっぱいに満たされています。

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個人差もありますが、乳房が張りだして痛みや熱を感じたり、ちょうど母乳の分泌がはじまるという変化の時です。乳房の変化で感情が揺れることも多々ありますが、それは気にせずに。

是非、この日にお産の振り返りをしていただきたいのです。
出産に至るまでの道のりを振り返るのです。そして頑張った自分を褒めてください。達成感を味わってください。赤ちゃんへの愛情をより一層深く感じ、これからの育児への自信につながります。


産後4日目:第3チャクラ

氣はみぞおちあたりの第3チャクラへと移動します。

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みぞおちや胃の不快感を感じたり、急に食欲が出たりするかも知れません。
24時間体制での赤ちゃんのお世話や生活にまだ慣れていないので、睡眠不足や疲れが、胃に出やすくなります。
まだお母さんになって4日目。退院も近づき、焦る気持ちがあるかも知れませんが、大丈夫。全部を完璧にこなそうとせず、あなたのペースでいいのです。湧き上がってくる感情は戸惑わずに流してください。


産後5日目:第2チャクラ

氣は仙骨のあたり、丹田にある第2チャクラへと移動します。

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出産後、子宮は元の大きさに戻ろうと収縮します。この時期は、まだお腹の上からふれることができる位置、ちょうど丹田あたり戻っています。
子宮は感情とリンクすると言われてるので、子宮(丹田)に意識を持っていき、深呼吸しながらやさしく撫でてマッサージしましょう。

色々な感情が表出するかもしれませんが、呼吸をするたびに丹田が安定していき、お母さんとしてやっていく肝がすわってくることでしょう。
あるがまま、身をまかせても大丈夫です。



産後6日目:第1チャクラ

頭から会陰へと氣が第1チャクラへと移動し、一巡してきました。
安定の時です。

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出産で緩んだ骨盤や、会陰部の痛み・違和感がだいぶ回復し、下半身が安定(グラウンディング)してきます。
下半身が安定してくると、地に足をつける感覚や力が蘇り、同時にココロも少しづつですが落ち着きを取り戻してきます。
赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいかもしれませんが、焦らなくて大丈夫、できる、できる。そう言いながら大地を踏みしめ、大地とつながるようイメージしてみてください。

下半身が浮腫んでいたり、冷えていたら下半身が不安定になります。足湯やレッグウォーマーで温めることで、より安定してくるでしょう。


さいごに

いかがでしたか?
見事にチャクラと産後の肥立ちのサイクルが連動していますよね。

産後7日目から2巡目がはじまり、氣は第7チャクラへ移動します。
ココロとカラダは、氣の流れとともに変化をくり返していくのです。感情の浮き沈みや安定も、ホルモンバランスだけでなく氣のめぐりも影響しています。


床上げ3週間(7日間×3週間=21日間)はチャクラとともに、昔からいわれているように養生する充電期間。

☑ 無理をせず、あるがままに身をまかせ、あらがわないこと
☑ 氣が十分にめぐるように、感情を表出したり、カラダを温めたり、休息をとること
☑ ココロとカラダの声を優先すること

サポートが受けられるのなら、どんどん受けてください。たくさん甘えちゃってくださいね。



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助産師ゆかり
パラレルキャリアをもつフリーランス助産師です。歩くパワースポットと呼ばれるくらい幸運体質な私が、妊娠/出産/子育て/女性の健康/の情報発信と日々のくらしのよしなごとをエッセイでつづっています。サポートしていただけたら最高にうれしいです!