【助産師監修】妊娠中の頻尿はいつまで?原因と対策、夜間頻尿の解決法まとめ
こんにちは。助産師ちるです。妊娠中のトイレの回数が増えて困っていませんか?実は妊婦さんの60〜90%が頻尿を経験するんです。今回は、妊娠中の頻尿について、原因から対策まで詳しくお話ししていきますね。
妊娠中の頻尿はなぜ起こる?時期による症状と原因
妊娠中の頻尿は、主に妊娠初期と後期に強く表れます。これには、いくつかの理由があるんですよ。
妊娠初期の頻尿
プロゲステロンというホルモンの影響
体内の血液量が増えることで、腎臓で作られる尿の量も増加
妊娠後期の頻尿
大きくなった子宮による膀胱の圧迫
赤ちゃんの体重による圧迫
骨盤底筋の緩み
これらの原因はすべて、赤ちゃんの成長に必要な体の変化なんです。だから、頻尿は妊娠中の正常な症状だと考えてくださいね。
また、妊娠中期には一度頻尿症状がおちつきます。もし、妊娠中期になっても頻尿が落ち着かない場合は、子宮の位置が悪い可能性があるので、早急に対処しましょう。
トイレが近いときの対処法:快適に過ごすためのコツ
頻尿を完全に防ぐことはできませんが、症状を和らげる工夫はたくさんあります。
日中の過ごし方
水分制限は厳禁!脱水は尿路感染症のリスクを高めます
カフェインを含む飲み物は控えめに
トイレは我慢せず、行きたいときに行きましょう
骨盤ベルトの着用で骨盤底筋をサポート
夜間頻尿への対策
就寝前の大量の水分摂取は避ける(寝る3時間前から少しずつ水分を減らしましょう)
日中にしっかり水分を取る
トイレに行きやすい環境づくり
必要に応じて昼寝を取り入れる
仕事中の頻尿対策:働く妊婦さんへのアドバイス
仕事をしながらの頻尿対策、結構大変ですよね。でも、工夫次第で乗り切れます!
通勤時の工夫
トイレに近い車両を選ぶ
時差通勤を活用
各駅停車を利用して、こまめにトイレ休憩
職場での対応
上司や同僚に状況を説明
母性健康管理指導事項連絡カードの活用
トイレに近い席への移動を相談
要注意!頻尿と一緒に起こる症状と対処法
頻尿に加えて、以下のような症状がある場合は要注意です:
気をつけたい症状
排尿時の痛みや灼熱感
発熱
尿の濁りや血尿
下腹部の痛み
背中や腰の痛み
これらの症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してくださいね。尿路感染症の可能性があります。軽度であれば、たくさんお水を飲むなどの対策で良くなりますが、重度の場合、尿路感染症を放っておくと、腎盂腎炎などの大きい病気になってしまう可能性があるので、我慢せずに病院に相談しましょう。
産後の頻尿はどうなる?回復のタイミングと対策
嬉しいお知らせです!多くの場合、頻尿の症状は出産後1〜2ヶ月程度で改善します。子宮が元の大きさに戻り、膀胱への圧迫が解消されるからなんです。
ただし、完全に元の状態に戻るまでには個人差があります。焦らず、以下の対策を続けましょう:
骨盤底筋運動の継続
適度な運動(ウォーキングがおすすめ)
バランスの良い食事
十分な休息
まとめ:頻尿を乗り越えて、快適な妊娠生活を
頻尿は辛い症状かもしれませんが、これも赤ちゃんを育む大切な過程の一つ。自分のペースで対策を続けながら、妊娠生活を楽しんでくださいね。
気になる症状がある場合は、遠慮なく産婦人科医や助産師に相談してください。頻尿は必ず乗り越えられる一時的な症状です。みなさんが快適な妊娠生活を送れることを願っています!
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