争われる光州事件、歴史は誰が語るのか
歴史は誰が語るのか。
過去が歴史となる瞬間。教科書に載り、記念館が建てられてしまえばそれを覆すのは難しい。私にはそんな不思議な思い込みがあった。
光州事件を除いて韓国の民主化運動が語れないように、光州に一歩立ち入った瞬間、5月18日に残された爪痕を感じないことはできない。
毎日17時18分に市庁舎の前の鐘が奏でる임을위한행진곡(日:あなたのための行進曲)、5.18平和記念館を訪れる子どもたち。
あぁ、こうやって平和への願いが紡がれていくのだろうとそっと胸を撫で下ろしかけた。