西日暮里3兄弟の兄
カウンター工事の初日は朝8時半からということになり、少し早めに自宅を出て神保町のお店へ向かいます。
工事開始予定の30分前に到着すると、お店の前に竹ホウキが荷台に刺さった頼もしいオーラが溢れ出ている足立ナンバーのトラックが止まっています。声を掛けてみると「あぁ、片山さん?どうも!」とやっぱりの職人さん。
早く着いて、神保町をくるっと散歩してきたようです。西日暮里3兄弟の兄の朝は早いのです。
お店へ入り早速作業開始です。
職人さんから聞こえるトントンカンカンと軽快な作業音に背中を押されながら、僕は僕で細かい作業を続けていく内に何となく自分もプロのような錯覚に見舞われます。
1時間程プロのような錯覚に見舞われて作業している間に職人さんはカウンターの土台をあっという間に作り進めていて、やっぱりプロだなと思いました。午前中、役所へ用があったので10時頃に出掛ける事に。職人さんと一緒にお昼ごはんを食べたかったけど、それぞれ思い思いのお昼休みへ。
昼食に満たされて12時半頃にお店へ戻ると、完成にかなり近づいたカウンターに驚きました。更地にビルが出来たような驚きです。
カウンターを目の当たりにして「オープンしたらこの中で過ごすのか」とワクワクし過ぎて頭が真っ白になり、ちょっとうっとりしてしまいました。
その後も凄い速さで作業が進んで夕方前には完成しました。作業の後、片付けをしながら職人さんが道具を色々と見せて下さり大興奮。
パシッと線を引く墨壺、道具を入れる逞しい帆布製の袋など、これは何ですかと沢山質問してしまいましたが「これはねぇ」と小気味よく教えて下さり楽しくて心地よい時間となりました。
トラックに乗り込む職人さんから「また何かあれば連絡頂戴ね、お店でいっぱい楽しんでね」と声を掛けて頂き、お礼を申し上げると「じゃ!」と西日が刺す白山通りを右折して西日暮里へ。
オープンがひとしお楽しみになった一日となりました。
BOOK SHOP 無用之用
店長 片山 淳之介