「親の言うことは聞け。でも、聞くな。」
親、先生、先輩、上司、
「目上の人の言うことは聞け」と日本人なら誰もが一度は言われたことがあるのではないでしょうか?
あくまで僕個人の意見ですが、これは半分正解で半分間違ってます。
組織に属しているのであれば、組織から得られるベネフィットのために、言う事を聞く必要はあります。
しかし、目上の人が言うことは100%の正解ではないです。
親、先生、先輩、上司は ”神様” ですか?
そうではないです。
特にVUCAの時代である現在では誰でも間違えます。
VUCAとは・・・
社会やビジネスにおいて将来の予測が困難になっている状態を示す造語
V olatility (変動性)
U ncertainty (不確実性)
C omplexity (複雑性)
A mbiguity (曖昧性)
最近のこのニュースはご存知ですか?
投資の神様と言われている人が投資によって5兆円の損失を出しました。
今までの前提や常識が通じなくなっています。
**あなたは人生を親・会社・国に任せますか?
**
多くの親は良い大学に入って、大手の企業に行きなさいと言います。
親が生きていた時代は終身雇用・年功序列型賃金です。
日本で成功を掴むための人生ゲームでは、
良い大学に入り、良い会社(大手有名企業)に入ることが必勝法でした。
だって、終身雇用で年功序列型の賃金モデルですから。
だから、親は勉強しろといいます。
しかし、今は違う。
「大手企業に入れば安定」と言われる雇用モデルが崩壊することが、はっきりと分かりました。
日本の経済団体と企業のトップの発言です。
簡単に言うと”定年まで雇用し続けることが難しい”と言っています。
**会社はあなたを守ってくれますか?
**
みずほ銀行は数千人規模のリストラを始めました。
会社経営は社員を守ることが目的ではなく、自社の価値を最大化させること(株価を高めること)が経営の目的です。
あなたが社長になったつもりで考えてください。
日本人より労働コストの安い外国人がいたら、
日本人よりも外国人を雇いますよね。
人より労働コストの安い機械があったら、
人よりも機械を使いますよね。
単純労働しかできない人間は機械(AI)に仕事を奪われます。
当たりまえです。
国に守ってもらえますか?
下記、2030年の日本の人口構成になります。
これが表す意味が分かりますか。
今までは騎馬戦のように3人の若者が1人の高齢者を支えていました。
しかし、これからは1ないし2人の若者が1人の高齢者を支えないといけないです。
あなたが高齢者になったときに年金だけで今の高齢者と同水準の生活できると思いますか。
当たり前にできないはずです。
定年退職後、95歳まで生きるには夫婦で約2,000万円の金融資産が必要。
NEWSになりましたよね。
若者1人が高齢者1人を支えるために高い税金(日本の所得税は世界で2番目)を払い、老後のために2,000万円を貯金する。
普通に会社員として働いてそれができますか?
また、2007年に超高齢化社会を迎えた日本は、
親の介護で家計が圧迫されている人たちも出てきています。
脅かすつもりでも誇張しているつもりでもなく、
割とリアルに近い未来だと思います。
親に言われたから。会社のルールだから。日本はいい国だから。と、
考えることができない状態になってはいけないです。
知識をつけて将来について本気で考えましょう
そして、自分の意見を持ち、発信しましょう。
それが今からできることだと思っています。