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「MUUTの隠れた工夫」オリーブの木へのこだわり
はじめまして。トマト🍅と同じくMUUTでインターンシップを行っているنورا(ヌーラ)です!
私は2024年9月にアラビア語を学ぶためにヨルダンへ渡航し、MUUTに出会いました。現在は語学学校でヨルダンの方言を学びながら、MUUTのインターン活動を行っています。ヌーラというのはヨルダン人の寮母さんにいただいたアラブ名です!
さて、MUUTではオリーブのキッチンツールや食器を製作・販売していますが、今回の記事では私たちが扱っているオリーブの木についてご紹介したいと思います。
1. オリーブの産地と仕入れの工夫
MUUTは、ヨルダン国内で育ったオリーブの木を使ってヨルダンの首都アンマンの工房で商品を作っています。ヨルダンはオリーブ栽培が盛んで、郊外の畑だけでなく町中でも街路樹としてたくさんのオリーブを見ることができます。
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そんなオリーブですが、私たちはヨルダン北部に位置するジェラシュ・アジュルンの畑で育ったオリーブの木を使って商品を作っています。
ジェラシュにはローマ時代の遺跡、アジュルンには対十字軍の要塞跡があり、どちらの町も観光スポットとして外せない場所です。
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ヨルダンにはたくさんあるオリーブの木ですが、闇雲に切ってしまうと木がなくなり、オリーブオイルや料理で大活躍する実が採れなくなってしまいます。オリーブを生活の中でたくさん使うヨルダン人にとっては大問題です!
そこでMUUTでは実が生らなくなった木のみを購入し、商品を制作しています。
私たちは商品の質だけではなく、材料のオリーブの仕入れにもこだわりを持っているのです!
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2. 捨てるのはもったいない!あまりの木の使い道
ここまで材料の木のこだわりついてご紹介しましたが、制作過程で出たあまりの木片や木くずにも工夫があります。
仕入れた木の中には加工に不向きなものがあったり、商品の制作過程でどうしても木片がでたりしてしまいます。そんな木片は用済み!とはならず、箸置きやつみきなど木片を使って制作できる商品に使用されています。
木片がつみきに生まれ変わる!詳しいストーリーはこちらの記事から→「つみき」をひとつ、積み重ねる #未来のためにできること
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ただ、木片を使った制作にも限界がある上、制作過程ではたくさんの木くずが発生します。そんな木片や木くずたちは今度こそ廃棄?
いやいや、オリーブはたくさんのポテンシャルを持っている木!最後までその力を有効活用してもらいます。
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木片は焚き木の薪として、木くずは畜産用としてそれぞれ販売することで、オリーブの木を無駄なく使用しています。
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ヨルダンにはたくさんのオリーブの木があるとはいえ、限られた資源であることを意識しながら制作しています。
材料から製作後まで気を配ったMUUTのオリーブウッド!ぜひ手にとってその温もりを感じていただけたら嬉しいです。
▼MUUTとは
中東ヨルダンに住む難民に仕事を届けることを目的とした、オリーブの木製食器ブランド。ヨルダンの首都アンマンに自社工房を持ち、全てハンドメイドで製作。オリーブウッドは、個性のある木目と硬さが特徴。
▼株式会社qaraqとは
2021年コロナ禍をきっかけに、代表大橋がヨルダンに渡航。生きるために国から逃れた、何万人といる難民に雇用を生むため、起業を決意。現地で大量に余っているオリーブの木で木製食器をつくるブランド「MUUT」を運営。立ち上げのストーリーはこちらから。
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