是非の理、詎か能く定む可き(よしあしのことわり、たれかよくさだむべき) 1 むね 2024年4月6日 10:03 憲法十七条(いつくしきのり とをあまりなな をち)第十条(とを を) 十とを をに曰いはく。 忿こころのいかりを絶たち瞋おもてのいかりを棄すて、人ひとの違たがふを怒いからざれ。 人ひと皆みな心こころ有あり、心こころ各おのおの執とれること有あり。 彼かれ是よしみすれば則すなはち我われは非あしみす、我われ是よしみすれば則すなはち彼かれは非あしみす。 我われ必かならずしも聖ひじりに非あらず、彼かれ必かならずしも愚おろかに非あらず。 共ともに是これ凡夫ただひとのみ、是よしみし非あしみするの理ことわり、詎たれか能よく定さだむ可べけむや。 相あひ共ともに賢さかしく愚おろかなること、鐶みみがねの端はし无なきが如ごとし。 是これを以もちて彼かの人ひとは瞋いかると雖いへども、還かへりて我わが失あやまちを恐おそれよ。 我われ独ひとり得えたりと雖いへども、衆もろもろに従したがひて同おなじく挙おこなへ。十曰。絶忿棄瞋、不怒人違。人皆有心、々各有執。彼是則我非、我是則彼非。我必非聖、彼必非愚。共是凡夫耳、是非之理詎能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以彼人雖瞋、還恐我失。我獨雖得、從衆同舉。『日本書紀』第二十二巻共ともに是これ凡夫ただひとのみ、(お互いにただ普通の人間なのである)是よしみし非あしみするの理ことわり、(正しいとするか正しくないとするかの判定原理を)詎たれか能よく定さだむ可べけむや。(適正に定めることなどいったい誰にできるのだろうか) ダウンロード copy #人間関係 #あるある #道理 #波動を上げる #集団意識 #周波数を上げる #正義の暴走 #愛が足りない #エコーチャンバー現象 1