人生最期の行事の落としどころ!?
久しぶりにnote開いた。
あっという間に9月が終わろうとしている。
noteは時々耕していないと活気がなくなるようで、地域活性化や家の片づけと同じだな。
残った奥さんのお墓&仏壇問題
ところで、お彼岸なのでウチの👽の方のお墓に行ってきた。
👽の五つ違いの兄は長男で実家を継いでいるのだが、3年ほど前に亡くなった。残った奥さんがなかなかユニークな人で、👽からしたら言いたいことが山ほどあるのだが、その一つが「お墓&仏壇問題」である。
義兄が亡くなってお墓をどうするかとなった時、👽は何の疑いもなく、もともとある両親のお墓と併せて先祖墓を作ると思っていたそうだ。供養の仕方に関しては地方によっていろいろだから何とも言えないが、この地域では仏様が増えてきたら先祖墓にするのが一般的らしい。
ところが奥さんは、義兄のお墓を、両親しか入っていないお墓と背中合わせにさっさと建てた。👽に相談することもなく。(かなりお金かかってるぞ)
檀家になっている近所のお寺の、たいして広くもない墓地の中に、背中合わせに。そして、お彼岸やお盆にお墓参りに行くと、義兄のお墓には菊の花やシキビが供えられ、両親のお墓にはあまりきれいではないシキビだけがポンと入れられている。供えているというより、突っ込んでいる。
両親のお墓だけだった時も、花入れは対になってるから、それなりに左右対称に入れたいところだが、まったく左右対称ではない。
飾るとか、整えるとか、あまり気にしない人なのかな。
ん~~、これに関しては、私も👽の意見に賛成。
先祖墓にすればお供えの花も一組でいいし・・・なぜにそんなに差をつける?自分はそこに入りたくありません!というアピールか?同じ嫁の身としてわからんでもないが、あからさまやね。
義兄の葬儀も、コロナ禍だったので、近い親戚しか来ない、20人もいないほぼ家族葬だったのに、どこかの中小企業の社長の葬式かと思うぐらい白い菊の花で飾られたでっかい祭壇だった。私も、え?!と思ったし、👽も未だに「何を考えとるんや?!」とぼやく。
仏壇に関しても、親戚中からブーイング。
まず、花を供えない。法事やお盆に行くと、さすがに花はあったが、親戚が急に訪ねると花が供えられていなかったり、片方だけに入っていたり(対に入れてほしい)、枯れていたりということがしょっちゅうだとか。
お墓も仏壇も、いくら、そこに~私はいません~♪と言っても、もう少し丁寧に、というか綺麗にしておくと、気持ちがよいと思うのだ。
供養は、残った者が心を整えるという意味も大きいし。
と、ここまででも👽のボヤキには十分なのだが、さらに怒らせているのが、近所や親戚の前ではシャキシャキとふるまい、「超気が利く長男の嫁」をやっていることなのだ。親戚中からブーイングということを知らないのだろうか?謎だ。
高齢化、少子化で、お墓はどうなる?
葬儀にお墓参りに法事といった供養のしきたりは、おそらく私たちの世代が最後だろうといつも友人などと話す。
皆さんの周りではどうだろうか?
自分たちの子世代が法事をするか?・・・考えられない。
今も何世代かが同居している地方なら法事ももう少し続けられそうだが、核家族化し、子世代が家に残らない状況では、法事の話にはならないだろう。我が子が大人になっても従妹達と親しく付き合っているなら別だが、私の友人たちの間でも、法事が続けられる家はあまりないようだ。
お墓に関しても、今までのような屋外の墓石のあるお墓は管理が大変になってくるだろう。コインロッカーのようなビルの中のお墓も一理あるが、もう50年もしないうちにコインロッカーもなくなるだろう。
納骨することなく、喉仏だけ家の仏壇で祀るとか・・・最近は遺灰を入れて常に身につけておくというペンダントトップもある。子どもにしたら息苦しいか。
👽の両親や義兄のいる墓地でも、溶けて石の塊みたいになった無縁墓があふれ、ここ数年でお寺が整理し、立派な供養塔を建てて合祀した。そういった寺関連の費用は檀家持ちで、〇十万円単位のかなりの額になるから、自分たちのことで精一杯の子世代が檀家を引き継ぐことも考えられない。
今後も高齢者が増えると、火葬場が間に合わず、冷凍保存で順番待ちをする施設が増えるらしい。葬儀を大きく執り行わない家族葬や直葬も、以前は事情がある場合といった印象だったが、いまや、普通になりつつある。
世間のあらゆるものが現状に合わなくなっていて、対応が後手後手に回っている今の時代、人間の「供養の形」も考え直さなければいけないのかもしれない。
亡くなってその辺にほったらかされても困るが、私は千の風になって、そのうち生まれ変わると思っているタイプなので、サクッと軽やかに葬っていただきたい。