オールドレンズ/スーパータクマー50mm F1.4
SONYのα7Ⅲを買った理由の1つがEマウントアダプターで昔のレンズが使える事です。なんか、今のレンズは映りすぎと言うか、シャープすぎて…固い印象をずっと持ってます。
(フィルムカメラの影響?)
本当はコンタックスPlanar T*85mm F1.4とか試したいのですが、価格も意外にするので、安くて人気が上がっているPENTAX Super Takumar 50mm f1.4をレンズアダプターと一緒に購入しました。
(アマゾンでポチ!いつもお世話になってます。)
▼マニュアルレンズの操作感。結構好き!
いつもはAFなんですが、当然このタイプのレンズは基本マニュアル操作となります。
(最新のレンズアダプターでAF機能付きもあるようです。)
撮影カテゴリーはスナップ、ポートレイトなのでマニュアルでのピント合わせもそんなには気になりません。
(スポーツ写真だと私には無理。)
SONY α7Ⅲにはマニュアルピント合わせのサポート機能も多く、私はポーキング設定(赤)を使ってます。液晶モニター内のピント合致範囲が赤くなります。なくても撮影はできますが、やはり最新カメラの便利機能は使用したほうが撮影テンポがUPします。
ピントリングも非常にスムーズで不満なし。最短ピントの45センチ~50センチのピントピッチも1センチ以上有り、細かなピント合わせも可能です。
▼ピントの測距点にとらわれないから構図が自由。
SONY α7Ⅲは測距ポイントも多いので、そんな事は少ないのですが通常のAFレンズでのピント合わせでは、測距点に構図が影響されると言うか、測距点に絵を置きに行く事がたまにあります。
当たり前ではありますが構図を優先する、その自由度がUPしている感じがします。ポートレイトの時が特に。「瞳ピント」にこだわるあまりに、そんな感じがするのかもしれません。
マニュアルピンでは、構図調整をしながら合わせたい位置にピント合わせを調整。AFで時々あるピントの迷いによる時間経過も無いので、撮影テンポが崩れる事が少ないです。
何より、自分が浮かび上がらせたい主題を明確にピント位置で表現できるのが良いですね。
▼フレアの良い味が加わります。
最新のレンズは逆行にも強く、フレアとの闘いが進化の過程に有りましたが私にとってはフレアも味付けのひとつ。光を受け止めレンズが柔らかく被写体を包み込む感じが好きです。視覚では確認できない、光の輪郭が浮かび上がるのも素敵だとかんじています。
▼ボケ感の強い、標準50mm一本勝負が楽しい。
50mmF1.4という明るいレンズを久しぶりに使いました。
(何、このピン位置前後の溶け込み方!)
やっぱり、標準レンズにふさわしく誇張しすぎない画角は写真に最適です。広角だと遠近感の強調をしすぎたり、望遠だと圧縮効果を活かす表現に引っ張られる事が有りますが、それが無く、ボケ感を活かして描きたい表現を強くすることに集中できます。今まで、50mmは好きでは無かったのですが、一番好きな画角になりました。
▼オールドレンズ+最新カメラという表現手法
多くのオールドレンズが価格も安く、レンズアダプターの種類も多種多様な物が出てきています。最新のデジカメはマニュアルフォーカスのサポート機能も強化されてますので、表現方法の1つとしておすすめです。特に、ボケ感が好きな方には。