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【エッセイ】感覚過敏さんの服薬、どうしてる?

こんにちは、ムーです。
noteでは、言語聴覚士として働くムーが、
ASDっ子を含む3兄弟を育てながら、
考えたこと・学んだことを発信しています。



今日はASD長男と薬についてのお話です。


長男には感覚過敏があり、
特に食べ物に関しては苦手なものがいくつかあります。
例えば、モチモチした食感や、口の周りにつくチョコやクリームなどです。

この2つは、幼少期から継続して苦手なものですが、
小学生になってから、苦手なものが増えたり減ったり、その時々で変わることもあります。

我が家では基本的に、料理をする私が食べたいものや作りやすいものを作り、
長男はその中から食べられるものを選んで食べています。


しかし、食事とは違い、自分で選べないものがあります。
それが「薬」。
抗生剤でない限り、無理に飲ませなきゃと気負うことはないかな、とも思っていますが…

先日、長男が腹痛を訴えることが多かったため、病院で診てもらい、便秘薬を処方されました。
いつも飲んでいる風邪薬は少し水を混ぜるだけで飲めるのですが、
今回の薬は口に入れた途端、床にビシャッと吐き出してしまいました。

本人も驚いていて、何が起こったのかわからないという様子。
私も初めての経験で驚きながら、再度飲ませようとしましたが、同じように吐き出してしまいました。

意図的に拒否しているというより、反射的に起こっている感じでした。
服薬ゼリーを使えばなんとか飲めましたが、それでもあまり気が進まない様子でした。

これ以上無理をさせるのは良くないなと判断し、内服は諦めて、水分をしっかり摂らせることに切り替えました。
(普段からあまり水分を摂らないので、それも一苦労だったんです😂)


結果的に、この一件がきっかけで、本人も少しずつ水分を意識して摂るようになりました。
最近は学校から帰ってくると水筒が軽くなっていることが多く、腹痛も減ってきています。


どんなに小さなことでも、子どもの成長に合わせて柔軟に対応していくことの大切さを改めて感じました。
完璧を目指すのではなく、その時々に合った解決策を見つけ、少しでも心地よい環境を作っていけたらと思います。


※これはあくまで我が家の選択であり、他のご家庭にはそれぞれの事情があると思います。

※リケジョママさんより、服薬に関して名案をいただきました
ぜひコメント欄をご覧ください!



今回も読んでくださり、ありがとうございます!

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