本屋が好き
三月書房が閉店、というニュースが飛び込んできた。
京都といえばジュンク堂が閉店というのも先日きいた。
しかし三月書房はまた違った角度からのショックを本好き、本屋好きに与えた。
京都に2年ほど住んでいたが、残念ながら三月書房が一度しか行ったことがない。子供が赤子だったので基本的に大人向けの場所にはほとんど行けなかったのだ。ガケ書房さんも一度しか行けなかったな…
なんてのを思い出す。
今でこそ育児に追われ本を読む時間がない私だが(本は集中して読みたいので隙間時間に読むというのができないたちである)、学生時代から書店員時代などはアホほど読んでて活字中毒者地獄の味噌蔵なくらいだったのだ。
本屋に行くと今でも棚見てるだけでウキウキするし楽しいがそんな時間もない。
そして個性的な個人書店などはもう棚見てるだけで酒が飲めそうである。
実際、大和郡山にある「とほん」さんでは酒とスルメをもちこみストーブで温めながら昼間から1人飲ませていただいたという過去がある。
三月書房さんは棚が渋くて私には読みこなせないような本もたくさんあったが、それも眺めつつ日本酒など飲んだらきっとうまいと思う。
荻窪のtitleさんなんかはウイスキーなど飲みながら棚を見たりパラパラとページをめくったりしたい本屋だ。
いつかまた本屋を巡ったり本をたくさん読んだりしたいと思いながら、多くの閉店の悲しい話を聞き、そして時折新しい店の話を耳にする、そんな15年ほどを過ごしているのだった。
(画像は夏葉社「海文堂書店の8月7日と8月17日」)
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