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あなたの仕事はどこにいる?流れをつかめば仕事が変わる!もっとラクしよう[前編]
はじめに
前回までは、小さな雑務に目を向けて、ちょっとした工夫を重ねながら仕事をスムーズにする方法を考えてきました。小さな改善を積み重ねることで、負担が減り、働きやすさを実感できたのではないでしょうか。
まだそこまでできてないよう~という方は、前の記事を参考に考えてみてくださいね。
さて、そもそも自分の仕事って、どんな役割を担っているんだろう?
日々の作業をただこなすだけではなく、「自分の仕事の位置」を意識することで、働き方や取り組み方が大きく変わることがあります。
今回は、「自分の仕事の流れを知ることで、働き方がどう変わるのか?」をテーマに、一緒に考えてみましょう。
1.あなたの仕事はどこから始まる?
日々の仕事を改善する前に、まず自分の役割を理解することが大切です。
どんなに効率化のアイデアを試しても、自分の役割を正しく把握していなければ、的外れな努力になってしまうこともあり得ます。
まず、自分の仕事の「スタート地点」を整理してみましょう。
誰から、どんな情報や依頼を受け取るか?
それはどんな形(メール、会議、チャットなど)で届くのか?
受け取った時点で、どんな処理をする必要があるのか?
仕事の流れを可視化することで、自分の役割の明確化が進みます。
私たちの仕事は、一つの流れの中で成り立っています。私たちは仕事の中で、誰かから「何かを受け取り」、それを整理したり、加工したりして、次の人に「何かを渡す」というサイクルを繰り返しています。
仕事は一人で完結するものではなく、前後のつながりが必ずありますね。
たとえば、こんな仕事の流れがあります。
営業が受注をとってくる
事務がデータを処理する
技術部門が製品を設計・製造する
品質管理がチェックする
出荷担当が製品を納品する
この一連の流れの中で、自分はどこにいるのでしょうか?
もし、「自分の仕事はこの流れの一部にある単なる作業」と思っていると、日々の業務が単調になりがち。でも、「自分の仕事が次の工程にどう影響するのか?」を意識すると、仕事の見え方が変わってきます。
たとえば、「自分が作る報告書が、次の人の作業をスムーズにするためのもの」と考えるだけで、どうすれば相手が楽になるのかを工夫するようになります。これは単なる作業効率化ではなく、仕事の質を上げる視点につながります。
2.役割を知ると、仕事が変わる
仕事の流れを意識することで、いろんなメリットが生まれます。
無駄な作業が減る:前の工程で不要なことをしていないかが分かる
仕事の質が上がる:相手が求める形で成果を出せるようになる
主体的に動ける:ただ作業をこなすのではなく、全体を見て行動できる
たとえば、こんな視点を持つと仕事が変わります。
資料作成の場合:前工程の人が渡してくるデータは自分の作業に本当に必要か!? このデータは誰がどこで使うのか聞いてみると、実は不要な情報だったことに気づく。シンプルにするだけで、時間も短縮できる。
メール対応の場合:「このやり取り、もっと短縮できない?」と考えて、定型文やFAQを作ると、業務の効率がグッと上がる。
たとえば、「この書類、なんでこんなに細かくチェックしないといけないんだろう?」と思っていたら、前の工程で情報が整理されていないことが原因だった、ということもありえます。前工程の人と少しやりとりするだけで、お互いの仕事がラクになるかもしれません。
3.仕事はどこからやってくる?前工程を意識しよう
自分の仕事が流れの中にあると意識すると、前工程に目を向けることが大切になってきます。
どこから、誰から、この仕事はやってくるのか?
前の工程では、どんなことをしているのか?
なぜこの仕事が自分のところに来るのか?
こうしたことを考えると、仕事の目的がより明確になり、無駄な作業を減らすヒントにもなります。
仕事をスムーズに進めるためには、「ただ受け取る」だけではなく、「どんな背景があって、この仕事が自分のところに来たのか?」を考えてみるのがポイントです。
「とにかく言われたことをやる」だけではなく、「この仕事はどこからやってきて、どこにつながるんだろう?」と考えてみることが、仕事をラクにしながら、より良い働き方につながる鍵になります。
まとめ
仕事の流れの中で、「どこから仕事が来て、どこへつながっていくのか?」を意識すると、日々の業務の見え方が変わってきます。
自分の仕事が流れのどの部分にあるのかを知る
次の工程のことを考えるだけでなく、前工程にも目を向ける
仕事のつながりを意識することで、ムダを減らし、もっとスムーズに
まずは今日、「この仕事はどこから来ているんだろう?」と少し意識してみませんか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
今回はここまでとしておきます。
次回の記事では、あなたの仕事は誰に何をつなげているのか、について考えてみます。
お楽しみに。
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