21/08/22|『12ヶ月のカイ』2回目の上映!
しばしバタついてしまい、数日更新できなかったので、後追いでですがそれぞれの日の出来事をおさらいしたいと思います。
まず、この日は朝から『12ヶ月のカイ』フェニックス映画祭での2回目の上映がありました。上映開始が9:10だったので、8:30には通訳サポートの土井内さんとホテルで合流して映画館へ。前夜も本当はパーティーがあったのですが、この日が朝早かったので、パーティーはマイカと夕飯を食べる程度に留めておきました。(この最中に、彼女が実はKPOP好きで、私と推してるグループが同じだったことも判明しました。好きなメンバーまでは流石に違ったけど笑。ついでに「推し」という日本語も教えておきました!)
カイが上映されるスクリーンの前の廊下に『DUNE』のポスターがあったので、記念に…。映画祭的には関係ないですが、、笑
前回同様のスクリーン。このHarkins Theatreというシネコンの中では小さい方のスクリーンですが、それにしてもシートが一つ一つ巨大なので、改めて後ろの席から見てもやはり大きいなぁと感じました。
この日は、審査員の方や映画祭のディレクターの方が何人かいらしていたようで、日本の映画制作に関する質問や、物語の作り方などのテクニカルな質問が多かったです。こういうことをきちんと聞いてくださったのもおそらく私が日本人だったからだと思いますが、彼らも自国の映画産業だけでなく、外国の映画業界の動向にも興味を持っているということが分かって良かったです。そういう意味でも、私がわざわざアメリカに来た意味が少しはあったのかもしれません。小さいながら何か貢献出来たような気がして、嬉しかったです。
あと、ここは意外と日本とも共通するところかなと思ったのですが、Q&Aの時は手を挙げなくても、上映後に話しかけてきてくれたり、廊下で質問をしてくださる方がそれなりにいらっしゃたということ。まあ人間それぞれ性格にも個体差はあるので、アメリカ人と言っても全員が全員その場でバンバン質問できる人ではないというのは、当たり前と言えば当たり前なのでしょう。ゴリゴリのスターウォーズオタクみたいな人たちもいて、上映後にこっそり話しかけたのは、彼らからすれば勇気が必要なアクションだったんだと思います。
上映後は、土井内さんと翌日の上映の段取りを打ち合わせして解散、私は一人で軽めに昼食をとって(といってもアメリカサイズなのでしっかり食べましたが…)ニッポン放送さんのラジオのために、適当に座れる場所を確保しに再び外へ。
この日は先週よりも少し暑く、おそらく外気温は38度近くあったと思います。なんとか日陰を確保して、ラジオに中継で出演するための回線チェック。水分補給も忘れずに。(ここだと汗が出ても垂れずに蒸発してしまうので、意識的に水分補給しなければいけません)前日にホテルで一度確認してはいましたが、屋外で改めて音声通話がしっかりできるのか、音の聞こえ方は大丈夫か、職業柄なところもありますがだいぶヒヤヒヤしていました。
ラジオ『ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町』の本番開始。日本時間は朝の5時だったかと思いますが、皆さんいかがでしたでしょうか?
8月26日27時まではタイムフリーで視聴できるようなので、聞き逃してしまった方はぜひ下記のradikoからお聞きください。8月22日の回のPart1、5:00あたり以後で約10分ほど出演しております。
▼『ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町』radikoタイムフリー視聴
また、お話させていただいた内容について、番組のブログにも取り上げてくださいました!
若干ネタバレですが(笑)、このフェニックス映画祭・国際ホラー&SF映画祭の受賞結果についても触れてくださっています。
そして、ラジオのあとはSFコンペ部門の入選作品『Paradox Lost』を鑑賞。しがない役者の主人公がある日奇妙なホームレスと出会うところから物語が始まるのですが、このホームレスが「僕はお前の息子だ」と告白したことで、主人公は息子の問題を解決しなければならなくなる…というストーリー。予告編でも醸し出されていましたが、この作品はどちらかと言うとSFコメディちっくな作品でした。
息子役の役者さんが他の映画祭で俳優賞を受賞していたようで、確かにコミカルだけど哀愁のある役どころ・お芝居にとても惹かれました。映画自体の作りは我々同様に低予算感が溢れていた本作ですが、良い役者さんはいるところにはいる、というのがこれもまた日本と同じようなものを感じて親近感湧きました。残念ながら、上映後に別件のミーティングがあったのでQ&Aまでは見られず、監督ともあまり話はできなかったのですが…。機会があればまたどこかでお話ししたいですねぇ。
そしてもう一つ、『A Shot Through the Wall』というヒューマンドラマを鑑賞。予告編のクオリティからも分かりますが、全体として物語もテクニカルも演技もとにかく素晴らしかったです。
中国系アメリカ人の主人公がニューヨークで仕事の最中に銃を誤発してしまい、壁の向こうにいた無実のアフリカ系アメリカ人の男性を撃ってしまう…というところから始まる物語。人種の問題や警察官としての問題、家族、恋人、メディアが絡み合い、最終的に主人公は「ある場面」に遭遇してしまいます。皮肉とも言える作品ですが、様々な人種が住んでいる場所(ニューヨーク)だからこそリアルに撮れる物語であり、こういった作品はなかなか日本で作ることは難しいのではないかと感じました。これも日本でいつか上映されたらいいなぁと感じた作品だったのですが、今のところ予定は無いようで、日本での上映情報は見つかりませんでした。
夜は、この映画祭中最後であろうFilm Promというパーティー。前回と前々回は尻込みしていた&時間がなかったのであまり他の監督と話ができなかったのですが、この日はギリ少し話せた…!マイカもそうだったのですが、この辺の人たちがメインで使っているSNSはTwitterでもFBでもなく、Instagramだそうです。インスタ、あんまり稼働してなかったんだよなぁ…。この映画祭が落ち着いたら、もうちょっとSNS考えますかね、、。
他のゲストたちはPromの名の通りちゃんと着飾っている人が多く、まあカジュアルすぎる私は見事に浮いていた訳ですが、それでもドレスコードで入場拒否されるとかは無かったです。優しい…。
マイカ氏がヒールの靴履いてたからってのもありますけど、ノーヒールの私と並ぶとなんだか母子感が出ちゃいますね…笑
さてさて、明日はいよいよ映画祭最終日です。
ただこの日の時点で実は大きな「困りごと」が発覚する訳ですが…
それはまた明日の分のnoteに。
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