映画『12ヶ月のカイ』成長記録|2021/06/26
ミスをした。にんげんだもの。
昼間はなかなか順調だったんですが、肝心のカイの「GIG TALK」の時間に音声収録の方法をミスりました。よって、vol.2の音声アーカイブは今回無しということになります…。申し訳ありません…!とはいえそもそも、TwitterのSpaceというライブ配信機能を使ってのトークイベントなので、本来の形通りっちゃあ通りではあるんですが…悔しいですねぇ。
前回と違うやり方を試したのが悪かった、という後悔はもちろんありますが、今日のミスによって学習し、正解の収録方法をテストするところまで完了したので、次回は完全体でお届けできるはずです。少しでもナチュラルな質感でアーカイブをお聞きいただけるように…!
『ファンタスティック・プラネット』想像を超えた怪奇作…
DCP化されて蘇ったという噂の、1973年のフランスのSFアニメーション映画『ファンタスティック・プラネット』を見てきました。
なんというか、一部絶妙に生理的に無理って感じたところもあったのですが、全体的にはとても面白く、「ダリの絵画がアニメーションしたらこんな感じなんだろうな」とも感じられる、シュールで怪奇な作品でした。ドラーグ人という、この青い巨人が人間を蹂躙している世界での物語なんですが、「ある種族がもう一つの種族を虐げている」というこのシチュエーションが、大昔から未だ解決されない人種問題とも頭の中でオーバーラップして、なんだか心穏やかには見られないSF作品でした。あ、褒めてますよ。
物語の不穏さと相反するエレガントな音楽がこれまた不気味で、フランス語の少し眠くなる語り口も相まって、体験したことのない居心地の悪さを感じました。居心地が悪いというか、ずっと前頭葉が痛いって感じですかね。
と、この文章を書きながら今、「本当に前頭葉が居心地悪かったんだろうか?」と疑問に思い、「未知 前頭葉」で調べてみたら、なんとこんな2018年の記事が出てきました…!!!!!
マジか!!!!!本当に前頭葉フル稼働してたんだ…!?!?!?あながち人間の「感覚」ってあなどれないもんなんですね…!うわ!感動!こわ!
『12ヶ月のカイ』で頭が痛かったのはそういうことか…?
なんとなく、完成試写を見たときに私は改めて「カイは頭が痛い作品だな」と思ったのですが、それはつまり、前頭葉が負荷を感じている証拠だったのかもしれないですね。ただ、脳の動きが活発になると疲労を感じもしますが、適度に脳が動くことはリラックス効果もあるといいます。(読書が脳に良い影響を与えるように)
そこまでの効果が得られるかどうかは分かりませんが、『12ヶ月のカイ』も、皆さんの脳に良い影響を残せたら良いなと思います。(??)