思想の浸透にはマインドが大事と言う話。
最近はブランド作りに関わっていると、ブランドを立ち上げた人のマインドが結構の確率で直結すると言うことに直面することが多い。
ブランド作りには、あらゆるフェーズがあるものの、変化を生み出す際には、このマインドとの付き合い方と言うものを改めて、しっかりと理解して置くことが必要だ。
これにより、新しいフェーズへのに軽やかに進めることにも繋がる。
全てを解消しないとダメなの…ということを思わずに、まずは認識をするために活用して欲しい。認識させすれば、何を改善すればいいのか、明確になるので、上手くご活用いただけましたら幸いです。
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個人事業主は、特に、ブランドの思想=個人のマインドが直結すると言っても過言ではない。
また、法人の場合は、個人のマインドだけの問題よりも複雑で、業界はこうあるべき、今まではこう言ったことでススメていた、自分はいいけど周りが…と言った、複数人から作られる集合意識がブランド作りに影響を与えると言う実感がある。
(また、代表に大きな影響力があり、周りを侵食するほどのエネルギーを持っていれば別だけど。)
なぜ、ブランド作りにマインドが必要なのか。
ブランド作りとは、いわゆる、唯一無二の存在になっていく過程を経ていく。
唯一無二の存在として洗礼されればされるほど、肯定的な反応ばかり生まれるわけではなく、批判的な声も受ける可能性が上がる。
また、必要以上に期待値が上がりすぎることもある。(私はこっちの方がマネジメント大変だと思うんだな。)
ありとあらゆる現象に対して、流されず、自分で(法人格としても同じ)メンタルマネジメントをする強さが必要だ。
ブランド作りにおいての大切な前提
ブランド作りにおいて、共有して置いた方が良い前提がある。
というのも、ブランド作りは、継続的に育んでいくものだ。
よく、ブランド力さえ身についたら発信から逃れられるのでは…!良いコンセプトさえ身につければ何もしなくても人が来るのではないか…!広告さえ流せば人って集まるのではないか…!
なんて意見もあるけど、これはないと思った方が良い。
(ブランドが目指す規模、そして、関係性などの目的によるけど、お客さまが選びたくなるに足る、信頼・魅力が伝わっている必要がある。)
本当、目的次第なので、自分がどうしたいのか?と言うことを改めて整理していく必要はあるのだけど。
●●さえやれば、この目的が達成できる!!!と言うマインドを持ってしまうと、知らず知らずのうちに目的からずれてしまい、育み続けるマインドが消えてしまうので、まずは、そこからチューニングしておく必要がある。
ブランドの成長を阻む3つのマインドとは。
-1. 良い思想を持っていることは大切だが、広がることへの抵抗が、ブレたり、続けられないことに繋がる。
広がることへの抵抗とは、大きく分けて3つの種類が考えられる。
①人から批判されたくないマインド
このマインドがあると、いい思想を持っていても、広げようとしなかったり、ぶれたりすることも。
そもそも、自分はどうなっていきたいのか?という目的を明確にすることが大切だ。
②変わるのが怖いマインド
思想は持てるけど、手が止まったりする。
こう言うときは、変化した後の自分よりも、そもそも、変わる前の自分にフォーカスが言っているので、自分のチューニングを変えることから始める必要がある。
③本当に自分がいいのか自信がないマインド
近しい人や少人数に売るのなら自信があったり、たまたまご縁をいただいた人から分かってもらえるとうれしいけど、その外側にいくのに躊躇してしまう問題が発動する。
自分の中ではこれは良いと本当の意味で思えていなかったり、他人に受け入れられない怖さが邪魔をして広がらない。
自分なんてまだなんです…なんて思っている人に誰がお願いしたいだろうか。←
こう言った自分の在り方というのは、基本的にどこかしらから、滲み出るものだ。
ただ、自信が持てるまで自分がブラッシュアップすればいいだけだ。
-②そもそも、マインドが、『思想を描く大きさを狭め、思想を育つことを躊躇して、言語化ができない。』という働きをすることがある。
言葉にすることや、思想を見つめると言うのは、ある種勇気のいることなのでは?と思う。
自分の意見を世間様に表明すると言うことで、ある種、自分の旗を世界の中に立てるのだから。
人に伝わることを意識しすぎると、自分を見つめることが疎かになってくる。
例えば、
・思想が掘り下げられず、自分の言葉にまで達していない。
・映えるための『思想もどき』でストップしている。
・なんか聞いたことがあるような感じの言葉が並んでる。
などなど、これらは、自分の思想を掘っていくと言う、内側にベクトルを向ける意思がないとできないことだ。
それでは、自分を深めるために何をしたら良い?と言うことだけど。
①自分への信頼
どんな言葉が出て来ても良いし、どんな黒いことが出て来ても良いと思えること。綺麗な言葉なんて最初からできなくて良いと思えること。
②違和感は何かのヒントとみなす
違和感があると進めたくなくなることはよくあることだ。とはいえ、違和感を感じるということは、逆にいうと、何かのヒントだ。
ここを起点に何に自分が違和感を持っていて、思想を掘ることを躊躇しているのか、明確にしたらいい。
③人は自分の鏡とみなす
人に対しての違和感がある場合は、自分に対する許せないことなど投影していることがあるのは心理学でも言われているけど(全てが全てそうではないにしても。)こういう部分も、大きなヒントになりうる。
④やり方への違和感を特定する
自分を掘り下げる前に、自分のビジネスの方法に違和感があると、掘り下げる以前の問題に思考することが止まってしまうことも。
そんなときは、そもそも、そのやり方に対して、なぜ違和感を持っているのか?と言うことを彫っていくと見えることがある。
(ちなみに、以前書いたこの記事も参考になるかも。)
⑤こうなっていきたいと言う未来から掘り下げる
『こうなっていきたい』と言うことがあるのなら、『今はこうではない。』そう言う思いを自分が無意識に抱いていると言うことなのでは、と思う。
その違和感を言語化することで見えてくることもあるのではないか。
-③物事の前提が全てを左右する
自分の前提というのは、本当に面白くて、その前提が変わるだけで思想が深まったり、意識が変わったり、現実が変わることも。
よくズレがちな前提を先に共有しておく。
①SNSはダサいと言う前提
これは、本当によくあるのですが、活用するもの!と思えば良い販促物ですし、ダサいんですが…と言うマインドで自分が活用すると、それはそれどまりかなと。
自分が活用しているものを、他人がいい活用の方法をしていないと、自分の中で違和感を感じ、その違和感を自分がそのまま請け負ってしまうことも。
そんな必要はさらさらないので、そういう使い方をしている人がいるだけだと割り切ることが大切です。
②今目的にしていることがゴールではなく、中間ポイントであると言う前提
視野が広がるので、向き合えることも増える。
③運任せにしない前提
物事は運が運んでくれるものの、運任せにせずにいると、できることは増えてくる。
④デザイン任せにしない前提
デザインが有れば全てうまくいくと言う前提ではなく、『このデザインを活用することでブランドイメージをどうしていく?』など、あくまでも主導権を握るのは、自分にする。
こう言った全体を持ち合わせることで、長期戦の前提になり、自分でもコントロールできる部分が格段に増えていくのでは?と思う。
ブランド作りは、長期戦だったり、自分のコントロールできる部分以外(お客さまの反応、世の中の流れなどなど)の要素も大きい。
とはいえ、まずは、自分の未来を信じると言う前提を持って進めていかないと、簡単に自分はブレていくし、世間に流されるもの。
そのためにも旗を立てる側が、自信を持って旗を建てられるような、マインドを持っておくと言うことを忘れてはいけない。
そんなことを自分にも何度も問いただしたいと思っています。
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ブランディングはとりあえず便利ということが言いたいわけではなくて、個人的には、しっかりとデメリットも把握しておく必要があると思っています。
マインドに関する記事は結構考察マガジンで触れているので、参考になりましたら幸いです。