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DIY記事:シャワーホースの交換
今回は実家のシャワーホースを交換したDIY記事です。
交換に至った経緯
実家から入浴中にシャワーホースが根元から抜けてしまったと連絡がありました。その時は抜けてしまったホース部分を30mmほど切断して差し直して応急処置としました。シャワーホース自体も全体的に柔軟性がなく、シャワーヘッド側の継ぎ手とホースの間が全く回転しなかったので新品と交換することにしました。
劣化具合から20年以上使用していたのではないかと思います。
シャワーホースの選定
まず、混合栓のメーカーやシャワーエルボが金属製か樹脂製か、エルボの接続ネジ径がいくらかなどシャワーホースの接続性(互換性)を確認しましょう。実家の混合栓のメーカーはTOTOでエルボは金属製でした。購入先は品揃え豊富なホームセンターであれば実店舗で間に合いますが通り道になかったので、amazonで買うことにしました。
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※生活感MAXだったので加工しています
amazonで購入する際に注意したいところは、検索結果の上位に出てくる商品に信頼性があるかどうかです。私は基本的に、有名メーカーのアルファベットをランダムに並べ替えたような、聞いたことがないメーカー品を買うことは滅多にありません。今回のような水回りの部品を買うときは純正品(TOTO)や昔からある水栓部品メーカーを候補にしています。ただ、聞いたことがないメーカー品と純正品はそれぞれメリットがあります。前者は純正に比べて圧倒的に安いのでお財布に優しいです。純正品はそれなりに高価である代わりに純正であるという信頼性と製品保証が充実しています。
一般的に高い順に、
純正品 > 水栓部品メーカー品 > 聞いたことがない~
ではデメリットはどうでしょうか。
簡単です。メリットをひっくり返すだけですね。
シャワーホースというものは一度買うと長く使い続けるはずなので、ホームセンターで見たことがある商品を選びたいところです。逆に、賃貸住まいや引っ越すまでの短期間使えれば良いというような環境下であれば安価品を選択することは無駄のない買い物と考えられることも。
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ホース長1.6mは標準だそうです(元と同じ)
「だから安心!」安心をお金で買うということ
交換手順
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モーターレンチ(使用せず)、モンキーレンチ、ウォーターポンププライヤー(あまがみ仕様)
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本来このエルボは外さなくてもホースの交換はできますが、作業しにくかったので外しました
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エルボはあまがみ工具で固定しホース継ぎ手をモンキーでゆるめます
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シャワーヘッドを新しいホースに取り付けたら交換完了です
シャワーヘッドのお手入れ
今回のようにシャワーホースを取り替えたとき、つまり配管をばらしてもとに戻したときは継ぎ手ネジ部に付いた汚れやサビなどが配管内に入ってしまうことがあります。シャワーヘッドの散水板は細かい穴が多数空いていますが、汚れやサビは穴に詰まってしまいます。そうなるとシャワーの出方がおかしくなり、最悪の場合は水圧がかかってヘッドやホースが破損するおそれがあります。たまには散水板の内側を点検して穴が詰まっていれば清掃するのが良いでしょう。
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写真のシャワーヘッドは金属のような見た目をしていますが樹脂ボディにメッキされているだけでした。ご丁寧にホースとの接続ネジまでメッキされていて、さらに部分的に剥がれていました。どうやら大きな異物は剥がれたメッキの破片のようでした。散水板はSUS304という一般的なステンレスです。穴の周囲の白っぽく付着した水垢は、クエン酸を溶かしたぬるま湯に何時間か漬け置きすることで取れやすくなるそうです。また、強烈な洗剤や薬剤で掃除するのは樹脂パーツを脆くする可能性があるのでNGです。シャワーヘッドは水圧がかかるので思わぬ事故につながります。
今回、シャワーホースが抜けてしまった原因は、写真のシャワーヘッドが節水型でヘッドのグリップに止水スイッチがあり、そのスイッチをONにしたまま混合栓はシャワー側から「止」に戻されていなかったらしいです。これが夜のうちにホースが抜けて朝までお湯が流れっぱなしだったかと思うとゾッとしますね。そのようなシャワーヘッドには必ず注意書きがあるはずですが、よく読んで注意する人は少ないでしょう。今回のようなトラブルがあって初めて意識することだと思います。
最後に
シャワーホースの交換はモンキーレンチが一本あれば簡単にできます。今回のDIYは割と簡単な方ではないでしょうか。必要以上に部品を取り外してしまうと追加の工具を使うことになりますが、ばらし方や組み立て方、構造を理解するうえで良い経験につながります。
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