DIY:水漏れを応急処置した話
時は2月上旬、実家の立水栓(リッスイセン)が
水漏れしているというので応急処置しました。
このところ、実家のトラブルが続くようで、この記事を書いている間にも
大事な家電が1台故障しました。また別記事で書きたいと思います。
ドアホンの取り付けとは違って、色々な道具が必要になります。
下手をすると業者さんを呼ぶレベルになるので、難易度MAXです。
所要時間:約2時間(ホムセンなど往復する時間を含みます)
それでは現場を見てみましょう
撮影した日を遡っても、雨が降った日は2週間ほどないとのことで、
半年くらい前からこの辺りだけ地面が常に湿っていたらしいです。
半年前からそうであれば、随分と水道代をとられていることになります。
どう考えてもこの立水栓があやしいので、接続部分を確認します。
掘り起こす前に準備することは、自身ではどうしようもなくなったときに備えて、その日に水道屋さんが営業しているか、もしくは緊急対応してくれるところがあるか確認しておきましょう。
あらゆるトラブルは平日昼間に都合よく発生してくれません。
今回の場合、例えば派手に掘り起こしてスコップで水道管をガツンといくと
どうしようもありません。
用意するもの
大きいスコップ("いたずらもぐら"が持っているような剣先スコップ)
小さいスコップ(園芸のときに使うようなスコップ)
配管用シールテープ
水道配管用継手(決まったサイズがあり、後述します)
おおごとにならない未来が待っている場合、これらで足ります。
掘り返してみた
凍結防止の養生を外すとヒビの入った立水栓が現れました。
ヒビ割れのところから水が漏れていました。それが下に伝わり周りの土を
湿らせていたのです。これは止めるしかありませんね。
そして立水栓までの配管は塩ビ管!
なぜ3回継いでいるのか分かりませんが、素人目ながら変だと思いました。
30年以上前にこの辺りを工事したようですが、
立ち会った祖母はもういないので想像するしかありません。
立水栓を復旧するか、地中でキャップかプラグで止めて立水栓を撤去するか、実家の家族に相談してもらいました。
どうやら、立水栓にヒビを入れたであろう存在がまだ”居る”らしいので、
立水栓は撤去することになりました。
水道配管に使われるねじの規格
管用ねじには、平行ねじ と テーパねじ があります。
液体や気体が漏れないように耐密結合用の管用テーパねじ、
電線保護管など耐密性が不要な機械結合用の管用平行ねじ、
詳しくはこのような区分です。
平行ねじでもパッキンやOリング、シールテープを組み合わせると
耐密結合として使え、水道配管では平行、テーパねじどちらも使われます。
一般家庭の洗面所の蛇口は、小さい径のものでPJ1/2(G1/2)という
サイズで、大きい径のものでPJ3/4(G3/4)というサイズです。
別の呼び方では、呼び径13や20と呼ばれます。数字の後ろにAが付きます。
PJ は蛇口の雄ねじに使われている規格で、若干小さめになっていて、
シールテープを巻いて位置決めがしやすいようになっています。
これは1/2が呼び径で15Aとなるところが、
小さい13Aで表されているところにつながります。
ということで今回は、Gねじでいうところの1/2か3/4の継手を
用意しておけば大丈夫かな?一応、平行とテーパを用意しました。
撤去そして閉止!
立水栓を撤去する時は元栓を閉じましょう。見出し絵のようになりますよ。
配管を辿っていって途中にバルブ(弁)が無ければ、水道メーターのところ、量水器の近くにバルブがあるのでそこで閉じましょう。
屋内の水道がすべて止まりますが、水漏れを直すまでの辛抱です。
地中に埋まっていたとは言え、30年以上前の塩ビ管なので、へし折らないように慎重に工具をかけてプラグをねじ込みます。へし折っちゃうと専門家を呼ぶことになります。手早くやって昼寝をしましょう。
しっかりプラグをねじ込んだら、元栓を開いて漏れてないか確認します。
漏れていなければ応急処置完了です。おつかれさまでした。
塩ビ管に負担がかからないよう土を戻して、埋めましょう。
本当は鉄配管のところで止めたかったのですが、朽ちてミルフィーユのようになっていたので、この末端部分で止めることになりました。
いずれやり替える必要があることは伝えましたが、後々調べてみると
結構費用がかかるものなんですね。家を建てて1度あるかないかのイベントにも思えますが、どうなんでしょう。
戦利品とヒビを入れた存在
立水栓に猪突猛進した存在は、猪です。このあたり、出るそうです。
新しい立水栓に置き換えてもまた猪突猛進される可能性があるため、
撤去という判断になりました。
配管工な内容なのにマリオではなく、スプラトゥーンな見出し画像なのは、
描きやすかったに尽きます。マリオだったら、スーパーが付かない方の延々と続くマリオブラザーズ風の絵になったでしょう。
次回のDIYは壊れた家電の分解になります。
ただ分解するのではなく、構造を理解しながら故障原因を探り、
あわよくば修理してしまう内容にしたかったのですが、故障原因を探るまで
の内容になります。
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